テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』。祖父のギョンチョルを演じているのがパク・イナンだ。
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ギョンチョルは優しい人間なのだが、孫の三兄弟が結婚していないことをとても心配している。彼が仲間と集まったときに孫の話がとても多いのだが、周囲は孫の結婚で大いに盛り上がっているのに、ギョンチョルはその話に加われない。孫たちが独身だからだ。
そのために、ギョンチョルは息子夫婦と相談して、孫たちに結婚を促す作戦を展開するようになった。そんなエピソードから始まる『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』。ギョンチョルに扮するパク・イナンは、本当に味わい深い俳優だ。
そんなパク・イナンの代表作と言えば、やっぱり『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』だろう。
『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』は、踊りに夢を見出してバレエ練習生となった70歳の老人と、その老人にバレエを教える先生となった23歳の青年。バレリーノを目指す2人の様子を描いた物語を描いている。
本作で、元郵便配達員のバレエ練習生シム・ドクチュルを演じているパク・イナンは、舞踊院休学生でドクチュルのバレエの先生イ・チェロクを演じたソン・ガンやドクチュルの妻チェ・ヘナムに扮したナ・ムニと共演し、ベテランならではの演技を披露した。
『ナビレラ』でバレエを踊る老人として新鮮な印象を見る人に与えたパク・イナン。そんな彼の出演作をもう1つ紹介しよう。それは『LOST人間失格』というドラマである。
本作は、最善を尽くしても何者にもなれなかった女性と描いた夢とかけ離れた人生を送る青年の物語を描いたドラマだ。
チョン・ドヨンが日雇い家事代行の仕事をしているイ・ブジョンとして主演を務めている本作で、パク・イナンはブジョンの父で古紙回収業をしているイ・チャンスクとして出演していた。
ベテランとして本格的な演技を見せてくれるパク・イナンの出演作には面白いのが多いので、ぜひ上記で紹介した作品以外のドラマも堪能してほしい。
文=大地 康
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