ファン・ジョンミンの作り込んだ役作りが話題となっている。
11月6日、『ソウルの春』(監督:キム・ソンス)がメインポスターと予告編を公開した。
同作は1979年12月12日、首都ソウルで起きた新軍部勢力の反乱を防ぐための一触即発の9時間を描いた映画だ。
メインポスターでは、目的のためには手段を選ばない保安司令官チョン・ドゥグァン(演者ファン・ジョンミン)の権力に向けた欲望と、首都ソウルをなんとか守ろうとする首都警備司令官イ・テシン(演者チョン・ウソン)の国を守ろうとする信念がぶつかり、明確な対比を成している。
特に、ファン・ジョンミンの強烈な変身姿が正面から公開され、視線を捉えた。
まるで獲物を狙う猛獣のような目つきは、軍事反乱を計画するチョン・ドゥグァンの貪欲さを示している。これに対抗するイ・テシンは、軍事反乱を防ぐという意志と信念に満ちた表情で、チョン・ドゥグァンとの激しい対峙を予告した。
一言の台詞もなく話題を集めた予告編に続き、本日(11月6日)公開されたメイン予告編では、ついにキャラクターたちの生き生きとした肉声を聞くことができる。
保安司令官であり軍内の私組織のリーダーとして軍事反乱を企てるチョン・ドゥグァンがイ・テシンを懐柔しようとすると「大韓民国陸軍は皆同じチームです」と言い返すイ・テシンと彼の言葉に「そうですか?」と不気味な気配を醸し出すチョン・ドゥグァンの間の短い対話で感じられる2人の対立は緊張感を作り出している。
続いて、12.12軍事反乱が起きた後、あっという間に混沌に包まれたソウルの姿も公開された。
チョン・ドゥグァンが指揮する反乱軍と何とかこれを防ごうとするイ・テシンをはじめとする鎮圧軍は激しく対立し、大韓民国の運命を分けた一触即発の9時間を予告する。
次第に緊張が高まる軍事反乱当日の雰囲気を盛り込んだメイン予告編では「失敗すれば反逆、成功すれば革命ではないですか」と叫びながら爆発的な演技を見せるファン・ジョンミンの姿は圧巻の一言に尽きる。
「プレッシャーを感じた」と話すファン・ジョンミンの心配が杞憂に終わるほどの鳥肌が立つ演技で、強烈な悪人キャラクターの誕生を知らせた。
メインポスターと予告編を通じて、大きなスケールとスペクタクルを伝えた映画『ソウルの春』は韓国で11月22日に公開される。
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