ドラマ『カーテンコール』で、カン・ハヌルは売れない俳優の役で北朝鮮の青年に扮していた。それは、ホテルで成功した「余命少ない女性」が出身地の北朝鮮のことが忘れられなかったからだ。その際のカン・ハヌルの方言は見事であった。
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このように、カン・ハヌルは深みのある演技の才能を秘めており、彼が演じるキャラクターはその輝きをいつも保っている。何よりも彼は、芸能界の世界で「心温まる話題の人」としてよく知られている。なにしろ、彼には愛称として「美談製造機」という名があるほどなのだ。
そんなカン・ハヌルの性格は、同僚やスタッフとの関係においても評判がとてもいい。具体的にどのような美談が彼から生まれているかというと、カン・ハヌルはスタッフの名前を一人一人よく覚えているということだ。これは、なかなか真似できることではない。
大型の連続ドラマではスタッフが50人以上ともなるが、カン・ハヌルはその全ての名前を記憶して、時折感謝の気持ちを形にして贈っている。さらに、困り果てたスタッフのために、心と物質の両方からの支援を惜しまない。
暑さに悩むスタッフのために「エアコンをプレゼントしたこともある」という。裏方のスタッフをここまで気遣う役者として、カン・ハヌルのような存在は稀であるかもしれない。
兵役中も彼は仲間を深く思いやり、自らの犠牲を惜しまずチームのみんなを支え続けたと言われている。このような「美談製造機」としての側面を持つカン・ハヌルが最も大切にしていることは、「関わる人々が悲しむ瞬間を見たくない」という強い想いである。
けれど、その心配をする必要はないかもしれない。カン・ハヌルの周りには常に笑顔が溢れており、彼は「ムードメーカー」としても最適なのだ。
今後もカン・ハヌルは芸能界で「美談製造機」としてその名を高らかに響かせることであろう。今まで多くの芸能人を取材してきた人たちにとっても、「カン・ハヌルは本当に特別な人」という評価は揺るぎないであろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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