俳優イ・ジェフンの疾走はどこまで続くのだろうか。
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イ・ジェフンが主演を務めたSBSドラマ『復讐代行人~模範タクシー~』シーズン2(以下、模範タクシー2)が、自己最高視聴率である21%(ニールセンコリア調べ)で有終の美を飾った。
2月の初回から最終回まで、爆発的な話題性を記録した『模範タクシー2』。「続編はヒットしない」という偏見を見事に払拭できたのは、しっかりした脚本に加えて主人公役のイ・ジェフンの熱演が大きく働いた。
2006年の短編映画『真実リトマス』でデビューしたイ・ジェフンは、変化を恐れない俳優だった。忠武路(チュンムロ/米ハリウッドのような映画の街)で自分の存在を刻む以前から、ホラーやクィアなど多様なジャンルの自主映画に出演し、多彩な演技を披露していた。
そんなイ・ジェフンが大衆に深い印象を残したのは、2011年の映画『BLEAK NIGHT 番人』と『高地戦』だった。同年の各種映画賞で新人賞6冠という快挙を達成し、“怪物新人”という枕詞がつけられ、本格的に名前を知らせた。
映画『建築学概論』(2012)、『パパロッティ』(2013)、『探偵ホン・ギルドン 消えた村』(2016)、ドラマ『シグナル』(2016)など、作品ごとに新しい姿と巧みな演技を披露したイ・ジェフン。
明るい笑顔の中に冷たい目つきを隠した俳優として、善と悪を同時に持つ奥ゆかしい顔と、それを自由自在に活用する彼の演技力が真価を発揮した。
特に2017年の映画『金子文子と朴烈』と、『アイ・キャン・スピーク』は、彼が挑戦を恐れない俳優であることを証明している。
17年間積んできたイ・ジェフンの大胆さは、『模範タクシー2』で数々の“変装”をこなす原動力となった。コミカルな演技とアクション、加えて実際の事件を連想させるエピソードを繊細に描き出し、再び自分の“代表キャラクター”を更新したのだ。
これまで休まず走ってきたイ・ジェフンの活躍は、現在進行形だ。
次回作として映画『脱走』とドラマ『捜査班長1963』(仮題)が年内にやってくる。また、俳優ユ・ヘジンと共演する映画『モラル・ハザード』(原題)は先日撮影に入った。イ・ジェフンの疾走をこれからも見守りたい。
(記事提供=OSEN)
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