ニュースター誕生!イ・ドヒョンは『ザ・グローリー』で哀しいほどに純粋!?

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Netflixで配信されて世界的な大ヒットになっている『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』。ソン・ヘギョが演じるムン・ドンウンが高校時代にワルの五人組から壮絶なイジメを受け、18年後に五人組に復讐を果たしていく。

【写真】イ・ドヒョンの理想のタイプは「イム・ジヨンそのもの」だった!

このドラマではソン・ヘギョの無表情な感情表現が話題になっているが、ムン・ドンウンが心を許す相手役のチュ・ヨジョンを演じているのがイ・ドヒョンだ。

彼の扮する役柄を見てみよう。チュ・ヨジョンはソウルにある大きな病院の院長が父親だった。しかし、殺人犯の怪我を手術中に殺害されてしまった。それが強烈なトラウマになって心を閉ざすようになった。今は美容整形の医師として開業したが、彼なりの復讐を心に秘めていた。

そんな心理状況であっただけに、同じく復讐を狙っていたムン・ドンウンと相通じるものがあったのかもしれない。チュ・ヨジョンは公園で知り合ったムン・ドンウンの囲碁の師匠となり、さらには彼女が仕掛ける復讐の協力者となっていく。

やがて2人の間には隠しきれない愛情が芽生えてくる。しかし、男女の関係は復讐の妨げにもなりかねない。そんな複雑な感情を抑えてムン・ドンウンはチュ・ヨジョンに接し、彼も努めて冷静さを保ちながら彼女の心の支えになる。

孤独な青年を演じたイ・ドヒョン

内面の哀しさを的確に演じる俳優

こうしたチュ・ヨジョンの繊細で内向的な性格をイ・ドヒョンはいつも遠くを見るような澄んだ眼差しで演じていた。まさにピュアな演技力であったと言える。

ドラマを見ていて気になったのは「チュ・ヨジョンがなぜあれほど献身的にムン・ドンウンのことを何から何まで助けたのか」ということだった。

おそらく、チュ・ヨジョンはムン・ドンウンの底知れぬ孤独を敏感に感じ取ったからに違いない。その「孤独」ゆえにチュ・ヨジョンとムン・ドンウンはお互いに心を温めあうことができたのであろう。

心に闇を持っていたチュ・ヨジョンという青年を真摯に演じたイ・ドヒョン。こうして、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』というドラマは、内面の哀しさを的確に演じるニュースターを生み出すことになった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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