【これぞ韓ドラの至宝】「応答せよシリーズ」三部作の絶対に面白いポイントは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

シン・ウォンホ監督が制作した傑作「応答せよシリーズ」三部作の時代設定は1997年、1994、1988年とどんどん年代がさかのぼっている。このように、時間軸が逆転するのが三部作の特徴だ。さらに3つのドラマとも「ヒロインの恋人探し」がテーマになっていて、誰が相手になるかが最後までドキドキの展開で進んでいく。

【関連】『応答せよ1997』主演キャストが10年ぶりに集合!「最初はコケると思った」理由とは?

また、三部作共通でヒロインの両親を務めているのが、ソン・ドンイルとイ・イルファだ。2人は役名も俳優名と同じ。そして、「やかましい」というキャラも一緒で、ドラマを面白い方向に導いてくれる。そういう意味で、三部作の本当の主役はこの2人かもしれない。

シリーズ第1作『応答せよ1997』

画像=tvN

(2012年/tvN/全16話)

出演者(役名)/チョン・ウンジ(ソン・シウォン)、ソ・イングク(ユン・ユンジェ)、シン・ソユル(モ・ユジョン)、ウン・ジウォン(ト・ハクチャン)

シリーズの運命を決定づけた傑作。釜山の女子高校生シウォンはアイドルの追っかけで、彼女の動向を通して1997年の世相が如実に表現されていて興味深い。物語はコミカルな味付けをしながら、シウォンと幼なじみのユンジェの淡い恋を描いていく。

同時に、2人の同級生たちの生き生きとした生活ぶりも扱われていて、釜山の方言が全編を賑やかに彩っている。シン・ウォンホ監督の天才ぶりを世に知らしめたという意味でも記念碑的なドラマだ。

シリーズ第2作『応答せよ1994』

画像=tvN

(2013年/tvN/全21話)

出演者(役名)/Ara(ソン・ナジョン)、チョンウ(スレギ)、ユ・ヨンソク(チルボン)

釜山からソウルに移ってきて下宿屋を始めた一家が物語の中心になっている。そこで下宿している学生たちが青春を謳歌している様子が楽しい。ヒロインのナジョンは大学バスケットボールのスター選手の追っかけで、彼女のハチャメチャな行動力が次々に笑いを誘っていく。大学野球の大物チルボンに扮したユ・ヨンソクが爽やかなルックスで大ブレークした。

シリーズ第3作『恋のスケッチ~応答せよ1988~』

画像=tvN

(2015~2016年/tvN/全20話)

出演者(役名)=ヘリ(ソン・ドクソン)、パク・ボゴム(チェ・テク)、リュ・ジュンヨル(キム・ジョンファン)、コ・ギョンピョ(ソン・ソヌ)

ソウルの下町で仲良く暮らすご近所さんたちの暮らしや交友関係が楽しく描かれている。ヒロインのドクソンの一家が物語の中心だが、両親と子供3人の掛け合いがとにかく笑える。そして、住民たちの情の深さに感銘する。幼なじみとなった高校生たちの愉快な成長も丹念にフォローされていて、囲碁の天才棋士テクに扮したパク・ボゴムが繊細なセンスを見せてスターになっていった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

【関連】【悪夢の25年前】経済危機の「1997年」が生んだ二大傑作とは?

【関連】女優コ・アラが新天地に!! 新たな専属契約先には「あの人」も所属中!!

【関連】【怒涛の後編】ソウル五輪開催時を描いた『応答せよ1988』は下町人情喜劇の傑作!

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事