【圧倒的な注目度!】『ザ・グローリー』は今までの復讐劇とどこが違うのか

このエントリーをはてなブックマークに追加

Netflixで配信中の『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』が大変な注目を集めている。このドラマは高校時代に陰湿なイジメを受けたヒロインが大人になって壮絶な復讐を果たしていく物語だが、まるで大河ドラマを思わせるような緻密で迫力満点のストーリーになっている。

【写真】『ザ・グローリー』パート2配信日決定!ソン・ヘギョ“涙目”の場面写真も解禁【PHOTO】

とにかく感心するのが、復讐のために仕掛けられるエピソードが多彩で起伏に富んでいることだ。

今までの韓国ドラマの復讐劇というと、ひどい扱いを受けた主人公が強い恨みを持って感情的に動くストーリーが多かったが、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』は初期段階から丹念に伏線を積み上げていって頂上(復讐の達成)を目指すという理論性がある。

実際、ソン・ヘギョが演じるムン・ドンウンは感情を押し殺して目的のためにあらゆる手段を駆使していく。それが復讐に必要とあれば時間と労力を惜しまず準備する。囲碁を初心者から覚えて名人級になるというのもその1つだ。

あるいは、協力者が必要とあれば、家庭内暴力で苦しんでいたカン・ヒョンナム(ヨム・ヘラン扮)を仲間に引き入れ、彼女に自動車の免許を取らせてカメラも覚えさせる。

復讐を成し遂げるためには途方もないほどの努力が必要。そのことを見事に実践していくのがムン・ドンウンの流儀なのだ。

(画像=Netflix)

ドキドキするほど面白い

これでは、復讐される側もたまったものではない。感情を爆発させて復讐してくる人より知性で冷静に攻めてくる人のほうが恐ろしい。そのことをムン・ドンウンは言動で示してくるのだ。

第3話で印象的なシーンがあった。協力者のカン・ヒョンナムは陽気な性格でよく笑う。しかし、ムン・ドンウンは決して笑わない。ずっと感情を押し殺しているのだ。「なぜ笑わないの?」と尋ねられたムン・ドンウンは、「笑いたくない。自分がやるべきことを忘れたくないから」と平然と言い放った。

そのときに見せた強い決意。彼女の復讐への執念はハンパではない。このように、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』は笑わないヒロインが最強の復讐を仕掛けるところがドキドキするほど面白いのだ。

文=大地 康

【関連】Netflix話題作『ザ・グローリー』は『カジノ』『アイランド』と比べて何がスゴい?

【関連】人気作『ザ・グローリー』で話題沸騰中!トップ女優ソン・ヘギョを支えた一言は?

【写真】『ザ・グローリー』の悪役で大ブレイク!女優イム・ジヨンの強烈すぎる存在感!【PHOTO集】

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事