韓国では最近、ソン・ジュンギの主演ドラマ『財閥家の末息子』(原題/JTBC)が話題だ。毎回、自己最高視聴率を更新しながらJTBCドラマ局のプライドを守り、第6話で最高視聴率が14.9%に達した。
しかし、良いことばかりではない。視聴率が高いというのは、見る目が多いということだ。それはつまり、厳しい目を向けられるという意味でもある。
その1つが、『財閥家の末息子』で施された過度なレタッチだ。
同作は、財閥グループの会長を補佐していた秘書のユン・ヒョヌ(演者ソン・ジュンギ)が、財閥家の末息子チン・ドジュン(演者ソン・ジュンギ)に転生し、2回目の人生を生きる物語。
時代背景が過去であるためか、『財閥家の末息子』の画面は全体的に霧がかかったようにぼやけている。
しかも大学生を演じるソン・ジュンギの肌はレタッチまで施され、一部の視聴者からは「肌が気になって物語に集中できない」という意見も出たほどだ。
一方、Netflixでも配信中の『シュルプ』(tvN)では主人公役キム・ヘスの「眉毛演技」や、うぶ毛を手入れしていないリアルさが反響を得ている。
キム・ヘスが演じるのは、トラブル続きの王子たちの面倒を見るうちに、宮中で最も足が速くなった王妃のファリョン役。
『妖婦 張禧嬪』以来20年ぶりの時代劇出演となった『シュルプ』で、彼女は熱のこもった渾身の演技で視聴者を劇中世界にのめり込ませた。
そのおかげで『シュルプ』の視聴率も右肩上がりを続けている。初回7.6%でスタートを切り、11月27日に放送された第14話で自己最高の14.1%を記録した。
同じ14%台の高視聴率ドラマだが、『財閥家の末息子』と『シュルプ』が巻き起こす話題はどこか違う。ただ、2作とも実力派俳優たちの熱演が大好評を博していることは、紛れもない事実だ。
(記事提供=OSEN)
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