10月7日、Disney+オリジナルシリーズ『コネクト』の記者会見が行われ、演出を務めた三池崇史監督と主演俳優チョン・ヘイン、コ・ギョンピョ、キム・ヘジュンが出席した。
12月に配信予定の『コネクト』は、臓器狩り集団に片目を奪われた新人類の主人公・ドンス(演者チョン・ヘイン)が、連続殺人鬼に移植された自分の目を奪い返そうとする物語。「第27回釜山国際映画祭」のオンスクリーンセクションにも公式招待された。
『コネクト』で初めて韓国ドラマを演出した三池監督は、「初めてのことが多かった。OTT作品も初めてで、韓国の制作陣と一緒に仕事するのも初めてだった。首を絞めるように、新型コロナも僕を圧迫した。ビデオ会議でプロジェクトを進めることにも驚いたりした」と、感想を明かした。
そして「直接会わなくても、可能だった。チョン・ヘインともビデオ会議でたくさん話し合った。はたしてこの状態で作品作りができるのか不安が多かったが、当時、チョン・ヘインが『何があっても監督の味方だ』と言ってくれて、とても力になった。そのおかげで撮影もスムーズにできた。ある意味、日本で撮影するよりもストレスなく進められた。むしろ言葉が通じなくて、深みのある作業になったと思う。奇跡的に、運命的に出会った。奇跡が生んだ作品だと思う」と作品への愛情を示した。
主人公・ドンス役を演じたチョン・ヘインは「出演作品が釜山国際映画祭に招待されて来られたことだけで胸がいっぱいだ。オフラインイベントが本当に久しぶりで、だからもっと意味深い。直接観客の方々と向き合うことができて幸せだし、長く記憶に残りそうだ」と感激の様子。
三池監督との仕事については「国と言葉の壁が大して重要ではないことを感じた」と話している。
「もちろん、現場にはいつも通訳さんがいたけど、監督とは眼差しとボディランゲージでコミュニケーションする時もあった。それでも交流できていると感じた。監督が何を望んでいるのか、このカット、このシーンで何を望んでいるのか。僕は今何を表現しようとしているのかも、監督が全て気づいてくれた。むしろ大して会話は要らなかった」
ただ、「少し残念だった」こともあったという。
「監督がウィットに富んだ方で、現場でもたまに冗談を言ってくれる。それを通訳さんを通じて聞くので、すぐに笑えなかった。監督は冗談を言ってから待ってくれる。僕がどういう反応をするのか見るために。そういう時が多かった。すぐに笑えなかったのが残念だった(笑)。たぶんコ・ギョンピョ、キム・ヘジュンさんも似たような経験があるはずだ」
三池監督はチョン・ヘインのことを「作品にとても献身的な俳優だ」と称賛した。
「俳優として、自分がどう見えるかを重要に考える場合もあるが、チョン・ヘインはすべてのスタッフに気を配って、自分の努力でどんな雰囲気を作れるかを知っている俳優だった。とても親切な人だった。彼が現場に入ってくると安心できる。『一緒に作ろう』という気持ちが伝わってくるので、とても力になった」
最後にチョン・ヘインは「コロナ禍の厳しい状況で、奇跡的に韓国と日本の合作が行われた。たくさんの関心を寄せていただきたい」と挨拶した。
(記事提供=OSEN)
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