9月3日に幕を開けた『シスターズ』(Netflixで同時配信)に、視聴者から反響が寄せられている。
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所々で現れるミステリーやどんでん返しは、視聴者を一気に惹きつけ、第2話の視聴率も8.5%、最高9.9%(ニールセンコリア調べ)まで上がることでウェルメイドの力を見せつけた。
お互い違う世界で生きてきたが、「金」と「欲望」という同じ目的のもとに集まったキャラクターたち。これから広がる物語に期待が集まっているなか、注目すべき重要な関係を取り上げてみた。
(※以下、第2話までのネタバレあり)
唯一の友人だったジン・ファヨン(演者チュ・ジャヒョン)の死は、長女のオ・インジュ(演者キム・ゴウン)に大きな衝撃を与えた。
さらにはチェ・ドイル(演者ウィ・ハジュン)とシン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)の登場、彼らが打ち明けた会社の裏金700億ウォンの存在は、インジュをさらなる混乱に陥れた。
それにもかかわらず、インジュが裏金捜しに参加したのは、ファヨンの死に隠された真実を知るため。明らかになっていく状況はすべてシン・ヒョンミンが殺人犯だと名指ししていたが、真実より裏金が大事なチェ・ドイルは、ヒョンミンを警察に通報しようとするインジュを引き止める。
ところが、葛藤の主軸だったヒョンミンが謎の事故に遭うことで真実も再び姿を隠した。はたしてインジュとドイルの関係にはどんな変化が起きるか、気になるところだ。
次女のオ・インギョン(演者ナム・ジヒョン)は幼い頃の一部を裕福な叔母のオ・ヘソク(演者キム・ミスク)と一緒に暮らした。そのためお金が人生に及ぼす影響を早くから知った彼女は、「明るくて高いところ」の富を享有する代わりに「低くて暗いところ」の悲しみに共感する人として育った。
数多くの被害者を生んだポベ貯蓄銀行の事件をずっと心に抱いていたのもそのためだった。
過去には疑惑の中でやむを得ず取材を中断したが、市長候補として再び姿を現したパク・ジェサン(演者オム・ギジュン)を見て、過去の使命感を燃やす。
アルコールの問題で停職された後も幼馴染のハ・ジョンホ(演者カン・フン)と一緒に取材を再開するも、情報提供者が謎の事故で死亡し、危機に直面した。疑惑だけだったジェサンの実体を確信するようになったインギョンと、闇の中で彼女を注視し始めたジェサン。お互いを猛烈に狙う彼らの対決は、どこに向かうか。
姉たちに可愛がられながらも、心に暗い影を落としているオ・イネ(演者パク・ジフ)。彼女は、2人の姉が寄せる愛と同じくらい姉たちを愛しており、その分の罪悪感も感じている。貧しくなければ抱くこともなかった自責の念は、まだ10代のイネが耐えるにはとても重かった。
そこに、彼女の才能を知り、必要とするウォン・サンア(演者オム・ジウォン)とパク・ヒョリン(演者チョン・チェウン)は特別な存在だった。
自分の力で家族から、貧乏から逃れたかった彼女は、ジェサンとサンア夫婦の影の下でその娘・ヒョリンの代作まで引き受けてしまう。そうやって“最も危険な家族”に染まり初めたイネの行動が緊張感を醸すなか、彼女がどんな歩みを見せるかにも注目したい。
『シスターズ』はNetflixで毎週土・日曜日23時に配信中。
(記事提供=OSEN)
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