ドラマ『七日の王妃』ではパク・ミニョンがシン・チェギョンに扮している。この女性は後に端敬(タンギョン)王后になって、わずか7日で廃妃(ペビ)になってしまうのだが、そんな波乱万丈のストーリーをパク・ミニョンが美しく哀愁を込めて演じている。
【写真】パク・ミニョンが演じた二大ヒロインは『七日の王妃』と『キム秘書』!?
もともと時代劇の『トキメキ☆成均館スキャンダル』で女優として大ブレークを果たしたパク・ミニョン。本当に時代劇が似合う女優なのである。
しかし、『七日の王妃』は2017年の作品で、それ以降は時代劇の出演がない。現代劇で魅力的なキャラクターを次々に演じているのは確かだが、やはり時代劇にも再び出演してほしい。
その際にぜひ演じてほしい王妃がいる。それは誰かと言うと、昭憲(ソヒョン)王后なのである。
歴史的に言うと、昭憲王后は史上最高の聖君と称賛されている4代王・世宗(セジョン)の正室である。
彼女の人生で特筆すべきことは、10人の子供を産んでいることだ。そのうちの8人が大君(テグン/国王の正室が産んだ王子)だった。そういう意味でも、朝鮮王朝の歴史に残る「ビッグ・マザー」であった。
もちろん、聖君の妻として、素晴らしい「内助の功」があったことだろう。それだけ王室に貢献した女性だったのに、廃妃(ペビ)にされる大ピンチを経験している。それは父親が謀反の罪を着せられたトバッチリを受けたもので、彼女にはまったく罪がなかった。
それでも、廃妃を免れていく過程にはドラマ性がたっぷりあることだろう。時代劇のヒロインとしても申し分がない存在なのだ。
その割に、昭憲王后はこれまで主要キャストとしてあまり取り上げられてこなかった。しかし、パク・ミニョンが演じたら、華やかで面白い時代劇になるに違いない。8人の息子たちとのエピソードがきっとドラマを盛り上げることだろう。
ぜひともパク・ミニョンに昭憲王后になってもらい、『七日の王妃』の端敬王后に負けないくらいの歴史上の女性を華麗に演じてほしい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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