「第75回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に出品された『ベイビー・ブローカー』の是枝裕和監督と主演俳優たちの“特別なご縁”が話題だ。
【関連】是枝裕和監督が俳優ソン・ガンホを絶賛「彼がこの作品の出発点」
是枝監督初の韓国映画演出作となる『ベイビー・ブローカー』は、子供を育てられない人が匿名で赤ちゃんを預ける“ベイビーボックス”をめぐって縁を結ぶことになった人々の予期せぬ特別な旅程を描いた作品。
韓国を代表する俳優ソン・ガンホをはじめ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン(=IU)、イ・ジュヨンが主演する。
2010年の映画『義兄弟 SECRET REUNION』で兄弟愛を演じたソン・ガンホとカン・ドンウォンは、今回の『ベイビー・ブローカー』で12年ぶりの共演を果たした。劇中ではベイビーボックスをめぐって特別な取引をするパートナーとして、深みのある演技合戦を繰り広げる見込みだ。
さらに、彼らの跡を追う刑事スジン役のペ・ドゥナは、映画『復讐者に憐れみを』『グエムル-漢江の怪物-』『麻薬王』で共演したソン・ガンホと『ベイビー・ブローカー』にて4度目の共演を果たした。さらに是枝裕和監督とは『空気人形』以来の再タッグということで注目を集める。
ペ・ドゥナはカン・ドンウォンのドラマデビュー作『威風堂々な彼女』と、イ・ジウンの短編映画デビュー作『ペルソナ -仮面の下の素顔-』にも出演しており、彼らと生み出す新しいシナジー効果も期待されている。
特別なご縁で結ばれた彼らが繰り広げる多彩なハーモニーは、映画ファンが『ベイビー・ブローカー』に期待を寄せる理由の一つだ。
力強いストーリーテリングと繊細な演出で世界中を魅了してきた是枝監督の新作であり、韓国を代表する俳優たちの共演で期待を集めている『ベイビー・ブローカー』は、韓国で6月8日、日本では6月にTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショーとなる。
(記事提供=OSEN)
■【関連】是枝監督も「信じられない」と大絶賛。IUが『ベイビー・ブローカー』で魅せる演技力に期待大
前へ
次へ