2021年の韓国ドラマで世界的に一番の話題作となったのが、Netflixで配信された『イカゲーム』だった。
なにしろ、世界80カ国以上でNetflixのランキング1位になった。地球の裏側までこれほど人気を博した韓国ドラマは、今までになかった。そういう意味で、まさに『世界で史上最高に多くの人が見た韓国ドラマ』だと言える。
こんなに爆発的な人気で世界を席巻したドラマだけに、その後で一番気になるのは「続編があるのかどうか」ということだ。
ドラマを最後まで見た人はすぐにわかるが、主役のイ・ジョンジェが演じたギフンは、クライマックスで過酷なゲームの世界に戻っていく雰囲気だった。あの展開であれば、いかにも続編がありそうだ。
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実際、このドラマを傑作に導いたファン・ドンヒョク監督は、年末に出演した韓国のテレビ番組で「Netflix側とシーズン2と3に関して協議しています」と明らかにした。さらに、「多くの方々が待ってくれているので、前向きに続編を準備しようと努めています」と意欲を語っている。
ファンにとっては、たまらなく朗報だ。
さらに、ファン・ドンヒョク監督は「ギフンのその後の話が中心になります」と述べている。とても印象的な演技を披露したイ・ジョンジェの主人公は変わらないということだ。
残念なことに、ギフンと一緒に過酷なゲームに参加した個性的なキャラクターたちは、みんなドラマの中で死んでしまった。生き残ったのはギフンだけなのだ。それだけに、シーズン2では新たな共演者たちが揃い、イ・ジョンジェと一緒にドラマを大いに盛り上げてくれるだろう。
そして、『イカゲーム』は年が改まっても「賞レース」の主役の一翼を担っている。2022年1月9日に発表される「第79回ゴールデングローブ賞」で、『イカゲーム』はテレビドラマ部門の最優秀作品賞、主演男優賞(イ・ジョンジェ)、助演男優賞(オ・ヨンス)がノミネートされている。
名誉ある賞で『イカゲーム』は栄光の頂点に立てるだろうか。結果を見守りたい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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