2021年にtvNで放送された『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』。パク・イナンと共に主演を務めたソン・ガンは、このドラマでスランプに陥ってしまった将来有望なバレリーナのイ・チェロクを演じている。
『ナビレラ』はウェブ漫画を原作として作られたドラマで、ファンの多い作品ということと、初めて挑戦するジャンルだったため、演技の中でしっかり表現できるか心配で、プレッシャーも感じていたと語るソン・ガン。
しかし、彼自身が原作のファンで楽しく読んだ作品らしく、原作の良さを表現するために彼は、監督ともコミュニケーションを取りながら努力したという。
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これまでに多くの作品に出演してきたソン・ガンだが、バレリーノを演じるのは初めてだろう。そのため、撮影前の準備としてバレエの映像を見て体のラインの研究をしたり、5、6カ月ほどバレエを習ったそうだ。
とにかく難易度の高い動きが多いバレエ。ソン・ガンは、専門的なスキルを覚えるよりも体のラインや目線の置き方な細かいところに重点を置き、そこを気を付けて演じるようにしたと語る。
大変なことも多かったようだが、習っているうちにだんだんと面白さに気づいていった彼は、体つきの変化を感じながら楽しく取り組むことができたという。
その一方で、シム・ドクチュル役の先輩俳優パク・イナンとの共演は緊張したようだが、撮影の際にリードしてくれたおかげで役に入りやすかったと語るソン・ガン。
途中からチェロクに感情移入していたらしく、パク・イナンの目を見るだけで悲しい気持ちになってしまったそうだ。
それほどまでに役になりきっていたソン・ガン。自分とチェロクの共通点について、自分の気持ちを表現するのが苦手なところに共感したと語った。
これまでに演じたことのない、初めての役にもしっかり準備して臨んだ彼の演技は本当に魅力的だった。
現在も人気急上昇中のソン・ガン。今後はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。
文=大地 康
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