韓国KBS2時代劇『恋慕』(ネットフリックスで同時配信中)のロウン(SF9)が、身分や性別を飛び越えて1人の“人間”を見つめる、感情が込み上げるエンディングを飾った。
11月8日に放送された第9話では、世子イ・フィ(演者パク・ウンビン)の頬に口付けをしてしまったチョン・ジウン(演者ロウン)の恋煩いが描かれた。
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(※以下、ネタバレあり)
顔が熱く、しきりに胸が苦しくなり、頭がぼんやりして上の空になるジウン。フィの些細な行動に一喜一憂し、フィとキスをする夢が繰り返され、とうとう女性になったフィの幻覚まで見えるように。三開房(サムゲバン)の兄弟と侍講院の仲間たちは、これを「恋煩い」と呼んだ。
そんな中、宮中ではフィの国婚問題が浮上した。いつか訪れるであろう未来に備えてきたフィだったが、複雑な気持ちを隠せなかった。いつの間にか心の中に入ってきたジウンのことを思うと、心にもない結婚がさらに辛く感じられた。
そんなフィところに、自分の心を確認しようと決心したジウンがやってくる。「抱き締めてください」というジウンのお願いに、彼をぎゅっと抱き締めて「元気をお出しに」と言うフィの瞳には切なさが漂っていた。
ホン内官(演者コ・ギュピル)から見る目の多い場所でジウンを抱擁したことを心配されると、フィは「心を寄せていたから」と打ち明け、「心配するな、すぐ心の整理をする」と苦々しい気持ちを慰める。
一方、ジウンの心もさらに複雑になっていた。彼は「男で、世子で、もうすぐ結婚する」フィへの思いは実らないと、目を覚まそうとする。ところが、思いにふけるたびに触っていた輪木を落としたことに気づいたジウンは、廃殿閣の床に落ちている輪木を取ろうとした瞬間、フィが自分に唇を寄せたことを思い出した。
不敬なことだと思っていたが、それが夢ではなかったと悟ったジウンは、直ちにフィのところに駆けつける。
そして「臣下としての忠心ではなく、恋心でした。お慕いしています」と告白した。真っ直ぐに自分の気持ちをぶつけたジウンに対し、戸惑いの眼差しをむけるフィ。これ以上隠しきれない2人の気持ちが募りに募ったエンディングだった。
『恋慕』は、韓国KBS2にて毎週月・火曜21時30分に放送中。日本ではネットフリックス(Netflix)にて毎週月・火曜23時30分に配信される。全20話予定。
(記事提供=OSEN)
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