INFINITEのエルとして知られる俳優のキム・ミョンスは、2月9日に終了したドラマ『暗行御史:朝鮮秘密捜査官』で主役を務めた。
このドラマでは、不正を摘発する秘密捜査官の暗行御史(アメンオサ)であるソン・イギョム役で、キム・ミョンスはすばらしい存在感を見せた。
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最高視聴率14.0%(ニールセンコリア、全国基準)を記録して視聴率的にも成功を収めた。
このようにして、朝鮮王朝時代の華麗なるヒーローを演じきったキム・ミョンスだが、2月22日には兵役を実行するために海兵隊に入隊した。
これからは立派に国防の義務を果たしていくことになる。
ところで、韓国で海兵隊というと、訓練が一番厳しいことで知られている。それだけに、海兵隊で兵役を終えると、「男の中の男」として賞賛される。
しかし、訓練では怪我が多くなり、満身創痍でリタイアをせざるを得ない人も出てくる。そんな海兵隊にキム・ミョンスはあえて志願して自ら進んで厳しい訓練に立ち向かおうとしたのである。よほど覚悟が備わっていないとできないことだ。
なお、海兵隊というとかつてヒョンビンも自ら志願して厳しい訓練を行なったことはよく知られている。
入隊する以前のヒョンビンというと、柔らかいイメージが先行していたのだが、彼は海兵隊の入隊を機にして力強いイメージを自らにプラスして、除隊してからはたくましい役者としての幅を広げることに成功している。
ただし、彼は海兵隊にいるときは満身創痍となり、怪我に本当に苦しんだという。
そんな状態でありながら最後まで海兵隊の訓練を全うできたのは、仲間たちの励ましが本当に大きかったからだ。
俳優というのは孤独な仕事だが、海兵隊の仲間たちはそんなヒョンビンを心から支えた。
キム・ミョンスも入隊してから数多くの苦難が待っているが、彼は決して1人ではない。一緒に助け合う仲間たちがいる。そのことを大いに心強く思って、これからの訓練に立ち向かってほしい。
そして無事に除隊したならば、一回り大きな存在感を持って芸能界に復帰してくれることだろう。
身体を大切にして兵役を全うしてくれることを心から願っている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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