テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『王になった男』。実はこの作品はもともと、2012年に公開された映画だった。
主演は今やハリウッド・スターとしても活躍するイ・ビョンホン。『王になった男』で初めて時代劇に挑戦するとともに、見事なまでに一人二役を演じ分ける名演技を披露した。
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孤独な王の姿から素朴でコミカルな平民まで完璧に演じたイ・ビョンホンの豊かな才能には、舌を巻かずにはいられない。
また、助演陣も豪華。光海君の正室である中殿役には『トンイ』で御馴染みの人気女優ハン・ヒョジュ、忠臣の許筠(ホギュン)役には名優リュ・スンリョン、チョ内官役には『トガニ 幼き瞳の告発』のチャン・グァンなど、実力派が多数集した。
映画『新聞記者』で日本アカデミー賞主演女優賞に輝き、10月22日からテレビ朝日系列でオンエアされるドラマ『7人の秘書』に出演する若手女優シム・ウンギョンも重要な役どころを演じている。
韓国でもっとも伝統ある『第49回大鐘賞映画祭』では、最優秀男優賞と人気賞をダブル受賞したイ・ビョンホンをはじめ、最優秀作品賞、監督賞、助演男優賞、衣装賞、美術賞、音楽賞、音響技術賞、照明賞、編集賞、企画賞、シナリオ賞、撮影賞、映像技術賞の15冠に輝いた。これは大鐘賞歴代最多の独占記録だ。
もちろん、観客からの支持も高かった。韓国では公開38日目で観客動員1000万人を突破し、最終的には1230万人に達する国民的ヒットを記録。日本でも2013年春に全国公開され、興行収入4億円の大ヒットとなった。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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