NHKの総合テレビで毎週日曜日の夜に放送されている韓国ドラマ『100日の郎君様』。5月17日の初回放送以来、毎週日曜日を楽しみにしている視聴者は多いことだろう。
K-POP人気グループEXOのメンバーで俳優としてはド・ギョンスの芸名で活動しているD.O.(ディオ)が記憶喪失の世子イ・ユルを演じ、韓国で天才子役として有名だったナム・ジヒョンがホンシムを演じている。ふたりの熱演が視聴者たちを虜にしているが、『100日の郎君様』のもうひとつの魅力としては、その映像美が挙げられるのではないか。
朝鮮王朝時代の宮廷内はもちろん、のどかな田園風景、さらには夜のシーンまで、とにかくその映像が美しい。スタジオ撮影よりも屋外でのロケーション撮影も多く、手の込んだ映像を確認できる。
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では、『100日の郎君様』はどこで撮影されたのだろうか。
例えウォンドクとホンシムが暮らす村の撮影は、全羅南道(チョンラナムド)の順川(スンチョン)の楽安邑城(ナクアンウプソン)で行われた。
同地は朝鮮王朝時代の城壁や約100の家屋が残されている場所で有名だ。
韓国各地に散らばる『100日の郎君様』撮影地
また、宮廷内は京畿道(キョンギド)の龍仁(ヨンイン)市にある「龍仁チャングムパーク」で行われた。その名の通り、かつて『宮廷女官チャングムの誓い』など多くの韓ドラ時代劇が撮影されてきた場所だ。
そのほかにも、韓国の名勝33号である全羅北道(チョンラプクド)の広寒楼苑(グァンハンルウォン)、忠清北道(チュンチョンプクド)と慶尚北道(キョンサンプクド)の県境にある聞慶(ムンギョン)セジェ道立公園、居昌(コチャン)ハクウォン農場、釜山(プサン)アホプ山の森、『華政(ファジョン)』の撮影でも使われた扶安(プアン)映像パークなど、文字通り、韓国の全国各地で撮影された『100日の郎君作』。
あの美しい映像美もすべて、こういった各地を巡って撮影した成果でもあるということだ。
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