日曜日23時からNHKの総合テレビで放送されている『100日の郎君様』。ド・ギョンスか演じるウォンドゥクとナム・ジヒョンが扮するホンシムの夫婦関係が次から次へと変化していっている。
特に、ただのダメ亭主と思われていたウォンドゥクに特技があって徐々に力を発揮する場面は痛快だ。
それによって、夫婦の間も少しずつ良くなっていく。ウォンドゥクとしても、まさに面目躍如といったところだ。
さらに、第6話には重要な変化があった。それは、ホンシムが兄を見つけ出す場面が詳しく描かれるのだ。
もともと、ホンシムと兄は良家の子供たちだった。しかし、父が悪徳高官のキム・チャオンに殺され、兄とホンシムも危なかった。なんとか生き延びたが、待ち合わせを約束して離れ離れになってしまった。
しかし、兄は消えたままだった。ホンシムは探したが、なかなか会えなかった。そんな兄にようやく市場で出会えたのだ。
実は、その兄というのが刺客のムヨン(ユン・ソクハが演じている)だった。悪に手を染めているので、確かに兄は妹の前に出られなかったわけだ。
ホンシムは執拗に兄を問いただすが、ムヨンは本当のことが言えないばかりだった。
それは当然だろう。悪の手先になってしまっているのだから。
しかし、何か事情があるに違いない。そのことをホンシムがいつ知るようになるのか。
このように、ホンシムと兄の複雑な関係も、今後のストーリーで重要な要素になっていくだろう。
さらに、第6話では、ウォンドゥクの記憶が少し甦ってくる場面も暗示されていた。ウォンドゥクとホンシムの今後の展開も、大いに波乱がありそうだ。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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