『太陽を抱く月』は40%の視聴率を超える最後の作品?

このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国では時代劇の人気が多く、過去に「お化け」のような視聴率を取った作品がいくつもあった。そこで、韓国時代劇の歴代視聴率ランキングを見てみよう。1位から10位までの作品は以下のようになっている(韓国AGBニールセン調べ)。

1位『ホジュン』(MBC/1999年)63.7%(邦題『ホジュン宮廷医官への道』)
2位『太祖王建』(KBS/2000年)60.2%
3位『大長今』(MBC/2003年)57.8%(邦題『宮廷女官チャングムの誓い』)
4位『女人天下』(SBS/2001年)49.9%
5位『朱蒙』(MBC/2006年)49.7%
6位『龍の涙』(KBS/1996年)49.6%
7位『王と妃』(KBS/1998年)44.3%
8位『善徳女王』(MBC/2009年)43.6%
9位『張禧嬪』(KBS/2002年)42.9%(邦題『張禧嬪チャン・ヒビン』)
10位『太陽を抱く月』(MBC/2012年)41.3%

(写真=『太陽を抱く月』公式サイト)

ベスト10の作品を見ると、1990年代後半から10年間くらいのものが圧倒的に多くなっている。当時は、人気ドラマの視聴率がとても高かったのだ。

そして、ベスト10のラインナップでは、『太陽を抱く月』が一番新しい。以降は、韓国でも視聴率が40%を超える時代劇は出ていない。

日本と同様に韓国でも、人々の平均的なテレビ視聴時間が減ってきている。その中で『太陽を抱く月』が記録した最高視聴率41.3%という数字は本当に目立つ。

今は10%の視聴率でも合格といわれる時代なので、40%を超える時代劇はもう出ないかもしれない。

そうなると、『太陽を抱く月』が韓国でも「最後の40%時代劇」になるかもしれない。それほど面白い作品だったのだ。

(文=康 熙奉/カン・ヒボン)

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事