『100番の思い出』第2幕、キム・ダミとホ・ナムジュンが気づかぬ恋の3つの瞬間

2025年10月09日 話題 #U-NEXT #写真
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韓国JTBCドラマ『100番の思い出』で、キム・ダミとホ・ナムジュンが織りなす“友情と愛のあいだ”の関係が、視聴者の胸にほのかなときめきを広げている。

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『100番の思い出』は第2幕に突入し、7年間“友達”として過ごしてきたコ・ヨンレ(演者キム・ダミ)とハン・ジェピル(演者ホ・ナムジュン)のあいだに微妙な変化が訪れた。

慣れ親しんだ関係の中に潜んでいた感情が、いつの間にか淡い恋心へと変わり、2人の距離は“友情”と“愛情”の境界線で揺れ動いている。ここでは、そんな“恋より遠く、友情より近い”2人のときめき瞬間を振り返ってみよう。

(写真=SLL)

2人だけが気づいていない“恋の予感”

かつてバスガイドだったヨンレは、今では美容室のアシスタントデザイナーとして働いている。ジェピルとその父ハン・ギボク(演者ユン・ジェムン)の髪をいつも担当してきたのも彼女だった。

ジェピルは大学病院のインターン医師として多忙な日々を送っており、当直明けにも帰宅せず、休日には必ずヨンレのもとを訪れた。

数日ぶりの休息を削ってまで彼女の前に現れるその理由、それだけで2人の関係には何かを疑いたくなる要素が十分にあった。美容室の同僚たちが「男女の間に友達なんてある?」と囁くのも無理はない。

仕事帰りのヨンレは、ギボクの髪を定期的にカットしていた。百貨店倒産をきっかけに長い闘病生活を送る彼は頑固そのものだが、ヨンレの前ではなぜか素直になる。

そんな姿を見たジェピルの継母ソン・マンオク(演者キム・ジヒョン)は、「あんなに可愛くて優しい子を友達のままにしておくなんて」と、息子を咎めるほどであった。

ヨンレが帰り道にジェピルへ替えの下着を渡したり、病院の食堂で一緒に食事をしたり互いを自然に気遣うその様子は、もはや友達という言葉では説明できない。周囲の誰もが感じ取るほど、2人のあいだには静かな変化が芽生えていた。

医学生の夜に生まれたときめき

そんな中、周囲の冷やかしや“ローズデー(恋人たちが愛を確かめ合いバラを贈り合う日)”の雰囲気も重なり、ヨンレの心はざわつき始める。決定的だったのはジェピルの一言、「“医大生の夜”のパートナーとして来てくれない?」という頼みだった。

同僚から「ヨンレを紹介してほしい」と頼まれたときには断固として拒否したジェピルが、「お前だから頼むんだ」と意味深な言葉を添えたのだ。

当日、普段とは違う華やかなメイクと白いワンピースで現れたヨンレに、ジェピルは「どちら様ですか?」と冗談めかしつつも、照れてうつむく彼女に「ほんとに綺麗」と親指を立てて本音を伝える。その一言が、ヨンレの胸を再び揺らした。

さらに、足首を捻ったヨンレのために氷を探して冷やしてやり、家までおぶって帰る。そんなジェピルの優しさは、もはや“友達”の域を完全に超えていた。

酒の席であふれた本音

2人の間に流れる微妙な空気が高まったころ、思わぬ“ライバル”が現れる。それは、ヨンレの“キダリおじさん”チョンヒョン(演者キム・ジョンヒョン)が留学から帰国したことだった。

チョンヒョン、ジェピル、そしてヨンレの兄コ・ヨンシク(演者チョン・ソンウ)が久々に集まって酒を酌み交わす席で、チョンヒョンは挑発的にジェピルを突いた。

「ちゃんと見ててやらなきゃ、なんで足くじかせるの?」「会いたかったけど短すぎたな。今からでも迎えに行こうか?今回は俺が背負ってやるよ」という言葉にジェピルの目が鋭く光る。

やがて2人は火花を散らし、くだらない酒バトルへと発展。結果は2人そろって酔いつぶれ、ヨンレの家で並んで倒れる“ブラックアウト・エンディング”となった。だがこの出来事が、ジェピルの心を大きく揺さぶった。

友人マ・サンチョル(演者イ・ウォンジョン)から「本音はどうなんだ?ヨンレは“ただの友達”なのか?」と問われた彼は、短くもはっきりと「違う」と答える。

その瞬間、ジェピルは初めて自分の本心を否定できなかった感情の正体を認めたのである。

こうして、長年の“慣れ”の中に生まれたときめきが、無邪気な言葉の裏でお互いを意識させていく。

“友達”と呼ぶには近すぎ、“恋人”と呼ぶにはまだ不器用なそのあいだで、ヨンレとジェピルの心は少しずつ変化している。そんな二人の関係がこれからどう動くのか、その行方に多くの視聴者が週末の夜ごとに引き寄せられている。

『100番の思い出』は毎週土曜よる10時40分、日曜よる10時30分より韓国JTBCで放送中ており、U-NEXTでも視聴することができる。

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