女優チョン・チェヨンがドラマ『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』（Netflixで配信中）の中心をしっかりと支えている。
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チョン・チェヨンは劇中、ソウル大学ロースクール出身の新人弁護士カン・ヒョミン役を熱演。理想と現実のはざまで奮闘する青春の姿をリアルに描き出している。
（※以下、ネタバレあり）
先週末の放送では、スイスの安楽死をめぐる事件を題材にした法理検討の場面で存在感を発揮した。
被告人の行為が自殺幇助に当たる可能性を判例で明確に指摘したほか、違法性阻却事由の可能性まで冷静に提示し、鋭い分析力を見せつけた。揺るぎない口調と論理的な展開は、キャラクターの専門性と成長の余地を同時に浮かび上がらせた。
また、劇中ではナレーションを担当し、観客の理解を助ける“解説者”としても存在感を残した。
教授陣のキャラクターを「ワンダーウーマン」にたとえ、それぞれのエピソードを静かに見つめるナレーションを淡々と語り、ヒョミンが事件を超えて物語全体の中心へと広がる瞬間を演出した。
法廷での冷静な姿と解説者としての落ち着いた語りを行き来しながらも、感情に流されることなく集中力のある演技を披露。
正確な発声と安定した呼吸はシーンに説得力を加え、余韻を残す声のトーンは作品全体を再構築する力を発揮した。
冷徹な分析と、揺らぎながらも自らの立場を守ろうとする青春の顔。
その両面を表現するチョン・チェヨンは、『エスクワイア』の物語を確かな重みで支えている。回を重ねるごとに新しい呼吸と変化を見せる彼女の今後の活躍に期待が高まっている。
『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』は、韓国JTBCにて毎週土・日曜日に放送中。Netflixでも配信される。
（協力＝BHエンターテインメント）
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