今年前半に活躍したスター/『隠し味にはロマンス』のコ・ミンシは謎めいたキャラ

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Netflixシリーズの『隠し味にはロマンス』でカン・ハヌルと主役コンビを演じたコ・ミンシ。彼女が扮したのは全州(チョンジュ)のオーナーシェフのモ・ヨンジュ。経営する食堂は一見するとパッとしないのだが、料理は最高レベルだ。

【写真】コ・ミンシ、京都でオフを満喫!凛々しい姿にほっこり

モ・ヨンジュのこだわりが凄くて、食材を厳選して素晴らしい創作料理を提供していた。そんなモ・ヨンジュに、食品会社の御曹司ハン・ボム(演者カン・ハヌル)が心酔して、一緒に店を盛り上げていくことになった。

もともとハン・ボムは狡猾な手を使う経営者だったが、正真正銘の料理人モ・ヨンジュと出会って改心していく。とにかく、彼女は気難しいところがあるが、本来は心が温かい女性。そんなキャラをコ・ミンシが謎めいた雰囲気を前面に出して演じて大好評だった。

コ・ミンシといえば、過去の主演作でとても印象的なヒロインを演じていた。それが『五月の青春』で演じた看護師キム・ミョンヒだった。

このドラマは1980年5月に起こった光州(クァンジュ)事件を背景にしており、騒乱の中で苦悩する若き男女を描いていた。イ・ドヒョンは医学生のファン・ヒテを演じ、キム・ミョンヒと運命的なラブロマンスを繰り広げていく。しかし、軍人が市民を殺すという衝撃的な展開の中で、2人の愛は試練にさらされる。

コ・ミンシ
『隠し味にはロマンス』に主演したコ・ミンシ

不思議なキャラを巧みに演じる女優

キム・ミョンヒにしても、看護師として負傷した市民の看護に没頭するか、それとも、愛のために光州を離れるか…という究極の選択を迫られる。そんな極限状況の中で生きるヒロインをコ・ミンシは自我の強い表現で立派に演じきった。

『五月の青春』にしても『隠し味にはロマンス』にしても、コ・ミンシが扮する女性は人生を自分で切り開く強さが持っている。しかも、一筋縄ではいかない謎めいた部分も心に宿している。そういう不思議なキャラをコ・ミンシが本当に巧みに演じている。

今年30歳になったコ・ミンシ。これからも個性派女優としてさらに真価を発揮していくだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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