キム・ソヒョンがドラマ『グッドボーイ』でチ・ハンナ役に完全に変身し、視聴者の心を見事に射止めている。
JTBC新ドラマ『グッドボーイ』は、元国家代表選手たちが特別採用で警察となり、メダルではなく警察バッジを胸にかけ、不正と反則が蔓延る世の中に立ち向かう、コミカルで爽快な青春捜査アクション劇である。
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キム・ソヒョンは、国際大会の射撃金メダリスト出身であり、強力特別捜査チームの巡査チ・ハンナ役を演じ、第1話から強烈な存在感を発揮した。
ハンナは仁成警察庁の捜査支援課に所属しており、現場に出て直接捜査に加わりたいという情熱を持つ人物だ。優れた実力を持ちながらも、その端正な容姿ゆえにPRモデルとしてばかり使われる自分の立場に葛藤し、不満を抱いている。
キム・ソヒョンは、そんなハンナの押し殺された思いや揺らぐ自尊心を、目線や表情ひとつで繊細に表現し、視聴者の共感を呼んだ。
警察官として正当に評価されない現実の中で孤独な戦いを続けるハンナは、ひき逃げ事件の被害者の遺留品を持っていたことで、何者かの襲撃を受ける。そこでキム・ソヒョンは、訓練を重ねた銃器アクションを披露し、痛快な展開を演出した。特に、ペイント弾で殺し屋を制圧したあと、ビールを一気に飲み干すシーンは、見ている者に大きなカタルシスを与えた。
また、自分を警察官として見てくれない周囲の人々に鋭く対抗し、ユン・ドンジュ(演者パク・ボゴム)や元恋人のキム・ジョンヒョン(演者イ・サンイ)に対しても心を閉ざす姿は、彼女の秘めた過去への興味をかき立てるものだった。
一方で、ひき逃げ被害者の家族が戻ってくるまでその家の前を守る姿には、彼女の温かい一面も垣間見えた。
冷静さと人間味を併せ持つチ・ハンナというキャラクターを、キム・ソヒョンは滑らかな演技で説得力をもって描き出し、物語への没入感を高めている。
さらに、防弾チョッキの試演モデルとして利用されたことに怒りを爆発させたハンナは、警察庁長官に向かってゴム弾を放ち、辞表を壁に突き刺して署を去るという強烈な一幕で、その大胆な性格を印象付けた。
特に、自分を心配して訪ねてきたジョンヒョンに向けて放った「私の身体は、私が守る」というセリフは、キム・ソヒョンならではの芯の強い演技によって深く胸に響いた。
初回放送から、複雑な内面とカリスマを併せ持つチ・ハンナを立体的に演じきったキム・ソヒョンは、次世代アクション・クイーンとしての可能性を確かなものにした。
また、デビュー17年目の実力を生かし、アクション、感情、ユーモア、共感のすべてを網羅しながら、チ・ハンナという新たなキャラクターの物語をしっかりと築き上げ、今後の活躍への期待をさらに高めている。
キム・ソヒョンの痛快な活躍は、JTBCドラマ『グッドボーイ』にて、毎週土曜22時40分、日曜22時30分に放送される。
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