千年を超える恋と除霊アクションが熱い、『鬼宮』が放つ新しい時代劇の魅力

2025年04月26日 話題 #時代劇 #OSEN #写真
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SBSドラマ『鬼宮』が、時代劇・ロマンティックコメディ・オカルト・ファンタジー活劇といった多彩なジャンルの魅力を巧みに織り交ぜ、癒し系ドラマが続く4月のテレビドラマ界において、一線を画す面白さで注目を集めている。

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「ドラマ王国」SBSが2025年に唯一放送するファンタジー時代劇『鬼宮』は、霊媒としての運命を拒んだ巫女ヨリと、彼女の初恋相手ユンガプの身体に閉じ込められたイムギ・カンチョリが、王家に怨みを抱く“八尺鬼”と対峙し、肉体と魂が複雑に絡み合う騒動を描く“憑依系ロマンス活劇”である。

初回放送ではニールセン・コリア調べで最高視聴率10.7%(首都圏9.2%、全国9.2%)を記録し、2025年におけるSBSドラマの初回視聴率として最高値を更新。さらに、その週に放送されたミニシリーズ中で視聴率1位を獲得。

Netflixでは韓国を含むアジア5カ国でTVシリーズ部門1位を記録(FlixPatrol調べ、2025年4月22日)し、話題作としての存在感を鮮烈に示した。さらに、OTTコンテンツ統合検索プラットフォーム“キノライツ”が発表した4月第4週の統合コンテンツランキングでも堂々の1位に輝き、連日ヒット記録を更新している。

(写真=SBS『鬼宮』)

『鬼宮』の人気の理由として、まず挙げられるのが“ジャンルの多様性”である。時代劇という伝統的なフォーマットに、ファンタジーの想像力、ロマコメの軽快さ、オカルトの不気味さ、そして除霊アクションの爽快さまでを融合させ、毎回緻密に構成されたストーリーが展開されている。

このような作品は、癒し系ドラマが主流を占める現在のドラマ界において、ひときわ異彩を放っている。

物語の中心には、イムギ・カンチョリ(演者ユク・ソンジェ)と巫女ヨリ(演者キム・ジヨン)の新鮮かつ魅惑的な関係がある。
霊媒の宿命を拒んだヨリと、彼女の初恋の男ユンガプの身体に宿ったカンチョリが織り成す物語は、まるで韓国の伝統説話を現代的に再解釈したような世界観で、視聴者の心をつかむ。

加えて、改革派の強き君主イ・ジョン(演者キム・ジフン)を軸にした宮廷内の権力争いは、古典的な時代劇の醍醐味をしっかりと再現している。さらに、“肉体争奪ロマンス”という前代未聞の設定が、『鬼宮』独自のユニークなロマンスを創出している。

最も愛したユンガプの身体に宿った、最も憎む存在カンチョリと向き合うことになるヨリの複雑な感情は、従来の“犬猿ロマンス”の枠を超えた新境地を切り開く。また、千年ぶりに人間の身体と感情を得たカンチョリがヨリに対して初めて恋心を抱く展開は、ユーモラスで可愛らしい楽しさも提供している。

随所に挿入されたコメディ要素も光る。人間の身体に閉じ込められたカンチョリが、初めて“五欲七情(五感+七つの感情)”を体験し、社会の常識を無視して巻き起こす珍騒動は、視聴者に笑いを届ける。特に味覚を知ったカンチョリが、千年分の食欲を爆発させる場面では、視聴者の笑いを誘ってやまない。

また、“八尺鬼”“片足鬼”“数殺鬼”といった韓国の伝統的な鬼神の登場も『鬼宮』最大の見どころである。

実写再現を目指したユン・ソンシク監督の演出によって、韓国的情緒が息づく“K-モンスター”たちは鮮烈な個性を放ち、オカルト的要素を斬新かつポップに表現している。

今後、王家に怨みを抱く“八尺鬼”との壮絶な対決も予告されており、スペクタクルなアクションや神秘的な天道儀式など、除霊アクションとしての魅力もますます広がっていくことが期待される。

このように隙のない見どころで話題をさらう『鬼宮』が、今後どのようなジャンルの面白さで視聴者を魅了していくのか、引き続き注目が集まる。

なお、SBSドラマ『鬼宮』第3話は、4月25日(金)午後9時55分より放送予定である。

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