韓国で累計170万部のベストセラーとなった小説『不便なコンビニ』シリーズ。最新刊である『不便なコンビニ2』が今年2月に邦訳出版されたことを受け、神保町にある韓国書籍専門書店「チェッコリ」がトークイベントを主催する。
近年、日本でも人気の韓国文学。歴史やフェミニズムをテーマにした重厚な作品から、ミステリー、SF、詩や絵本に至るまで、いまやネット・リアル書店問わず幅広いジャンルを手に取ることができる。
なかでも人気なのは、韓国に暮らす「市井の人々」を描く群像劇。韓国と日本の社会背景や文化は当たり前に異なるものの、似ている点や重なる点、共感できる部分も意外と少なくない。日々の悩みや喜びといった、人間の普遍的な姿を切り取った作品は、国を超えて人々に勇気や励ましを与えている。
『不便なコンビニ』は韓国で2021年に出版され、たちまち話題に。ソウルの下町にある小さなコンビニを舞台に繰り広げられる温かな人間模様が、生きづらさを抱える現代人に広く受け入れられ、本作をきっかけに「Kヒーリング小説」というジャンルが生まれたほど。舞台化やドラマ化も進んでいる。
2023年に邦訳版が発売されたことで日本でもたくさんのファンを獲得した同作。今年、続編である『不便なコンビニ2』の刊行記念として、原作者であるキム・ホヨンさんの来日が決まった。
トーク相手は、日本のヒーリング小説と言える『森崎書店の日々』の著者、八木沢里志さん。
同書は2010年の刊行にもかかわらず、昨年には英訳版がブリティッシュ・ブックアワード小説デビュー作部門にノミネートされ、海外で再注目を集めている。
なぜ、今このようにして国を超えて文学に癒しが求められるのか——。
韓国と日本のヒーリング小説家が自身らの作品を紐解きながら語り合う、ここだけのイベント。店内参加ほか、オンラインでの視聴も可能で、著者サイン入り書籍とのセット券も販売している。
『不便なコンビニ2』刊行記念トークイベント キム・ホヨン×八木沢里志 韓国と日本のヒーリング小説家が語る「今、国を超えて文学に癒やしが求められる理由」
・日時:2025年3月5日(水)19:00~20:30
・場所:チェッコリ(東京都千代田区神田神保町1-7-3三光堂ビル3階)
・定員:店内20名+オンライン80名
・参加費:店内参加券1,650円/オンライン視聴券1,650円/オンライン視聴+『不便なコンビニ2』付券3,830円/オンライン視聴+『不便なコンビニ』1・2巻セット券5,590円(税、送料込み)
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