『暴君のシェフ』チェサン大君役のチェ・グィファはどんな人? あの有名作にも出ていた!!

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Netflixで配信中のドラマ『暴君のシェフ』は、従来の韓国ドラマの枠を軽々と飛び越えた革新的な作品である。重厚で壮麗な宮廷劇の舞台に、幻想的な時空を超える要素、繊細にして豪華な美食の描写、そして心を焦がすようなロマンスを重ね合わせた、多層的で鮮烈な物語がすでに視聴者を魅了している。

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物語の中心にいるのは、現代に生きる天才料理人ヨン・ジヨン(演者イム・ユナ)である。国際大会で栄冠を手にした直後、父の遺品である古書を開いた瞬間、彼女は時の渦に巻き込まれ、朝鮮王朝の宮廷へと迷い込んでしまう。

そこで出会うのが、冷酷な性格で恐れられる一方、絶対的な味覚を誇る暴君イ・ホン(演者イ・チェミン)である。未来から来た料理と暴君の舌が交錯することで、緊張と激情に彩られた物語が展開していく。

この世界にさらなる深みを与えているのが、王の叔父である済山大君(チェサンデグン)の存在である。

宮廷の食材を統括する司饔院の長官という重職にありながら、酒と女に溺れ放蕩者として振る舞う人物で、その気まぐれな行動は王とジヨンの関係に陰を落とし、ドラマ全体に不安定な緊張感を漂わせている。この複雑な役を担うのが、舞台出身の名優チェ・グィファである。

チェ・グィファ
チェ・グィファ

韓国演技界の奥深さと底力

チェ・グィファは1997年に演劇で俳優としての道を歩み始め、長い下積みを経て『ミセン-未生-』で営業チーム代理パク・ヨングを演じ、一躍注目を浴びた。その後も数々のドラマに出演し、正義と悪の双方を自在に行き来する柔軟な演技で、韓国ドラマに欠かせぬ存在となってきた。

『暴君のシェフ』で演じる済山大君もまた、彼の豊かなキャリアが凝縮された役柄であり、宮廷の格式と放縦の狭間に生きる人物を鮮烈に浮かび上がらせている。

すでに放送されたエピソードでは、チェ・グィファが演じる済山大君の登場によって物語の緊張感がさらに高まり、王とジヨンの運命を大きく揺るがす展開が描かれている。彼の存在感なくして『暴君のシェフ』は成立しえないと言っても過言ではない。

総じて『暴君のシェフ』は、韓国ドラマの新たな可能性を切り拓く作品であると同時に、チェ・グィファという俳優の歩みを国際的に示す場となった。Netflixを通じて、彼が体現する済山大君の姿は、韓国演技界の奥深さと底力を世界へと届けているのである。

♢チェ・グィファ プロフィール
生年月日:1978年3月3日生まれ 
身長:181cm
星座:うお座
学歴:大真大学演劇映画学科
デビュー作:1997年の演劇『ジョンイヨン』

☆主な出演作
『ミセン-未生-』(2014年、ドラマ)
『ヴァンパイア探偵』(2016年、ドラマ)
『操作』(2017年、ドラマ)
『黄金の私の人生』(2017年、ドラマ)
『SUITS/スーツ~運命の選択~』(2018年、ドラマ)
『走る調査官~あなたの人権守ります~』(2019年、ドラマ)
『イカゲーム シーズン2』(2024年、ドラマ)
『イカゲーム シーズン3』(2025年、ドラマ)
『暴君のシェフ』(2025年、ドラマ)

文=大地 康

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