女優オム・ジウォン(47)が主演ドラマ『トクスリ五兄弟をお願い!』(原題)の放送終了記念インタビューを行った。
2025年は、彼女にとって忘れられない一年となりそうだ。KBS週末ドラマの初出演となる同作のほか、Netflixシリーズ『おつかれさま』、『呑金/タングム』が立て続けに公開され、上半期だけで3作品で視聴者を魅了したのだ。
特に『おつかれさま』では、ミンオク役として短い特別出演ながらも鮮烈な印象を残し、その存在感を改めて証明。出演のきっかけについては「インパクトを狙ったわけではなく、作品自体が本当に良かった。第1話の台本を読んで大泣きし、役が小さくてもこの素晴らしい作品に関われるなら幸せだと思った。監督の過去作も小さな役が生き生きしていて信頼できた。もちろん、今でもヨム・ヘランさんが演じたエスンの実母役をやってみたい気持ちは変わらない(笑)」と振り返った。
3作品が同時期に重なったことについては、「公開の時期は自分で決められない。『おつかれさま』と『呑金/タングム』は2年前に撮影したもので、たまたま重なっただけ。自分としてはいつも通りのペースだった」と説明。さらに「良い時は嬉しいけれど、うまくいかない時は苦しい。だからこそ心を整える訓練を続けてきた。成功に浮かれず、失敗で落ち込みすぎない。今は順調で感謝と幸せを感じるが、その“濃度”は以前と変わらない」と落ち着いた心境を明かした。
デビュー30周年を迎える節目の年でもある2025年。オム・ジウォンは「こんなに長くやってきたことに驚くが、女優としての“花様年華”はまだ訪れていない」と断言する。
「その瞬間を待ち続けているからこそ今も演技を続けられる。歩み続ければ、いつか花様年華を迎えられると思う。作品を愛してもらうことはもちろん、すべてが噛み合って大きな成功になる瞬間を信じている。今はまず、演技面で自分が心から満足できる作品と出会いたい」と力強く語った。
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