珠玉の名作はいつまでもファンの心に残っている。
2013年2月8日、東京国際フォーラムにおいて『冬のソナタ』の日本放送10周年記念プレミアムイベントが開催された。スペシャルゲストだったチェ・ジウは歌いながら登場し、こう語った。
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「私のファンでしたらご存知だと思いますが、本当に歌が苦手なのです。上手なら普段からもっと歌をプレゼントしたいと思っていますが、やはり下手なものですから……。こう見えても一生懸命に練習はしているのですけれど」
その後、チェ・ジウは『冬のソナタ』の名場面を語り始めた。
最初に話題になったのは、メタセコイアの並木道を学生時代のチュンサン(ペ・ヨンジュン)とユジン(チェ・ジウ)が自転車で2人乗りする場面だった。
「この撮影の時、自転車から落ちて尻モチをついてしまいました。なぜかと言いますと、道がアスファルトではなくデコボコしていたからです。私は後ろに乗って足をブラブラと揺らさなければならなかったのですが、両手は離したままで、何もつかまず乗っていて怖かったです」
次に話題になったのは、雪だるまをキスさせた後に2人が直接キスをする場面だった。
「これは『冬のソナタ』の名場面ですね。私も大好きです。本当に可愛いですよね。この部分はユン・ソクホ監督がとても気に入っていました。私が目をクリクリさせて寄り目になっていますよね。私は監督に、目が真ん中に寄っているので嫌です、と不満をぶつけたのですが、監督は、丸い目が寄り目になるのは好きだよ、というふうにおっしゃって、とても喜んでいました」
最後にチェ・ジウは『冬のソナタ』の思い出を次のように振り返った。
「今でもこのドラマを見返すと、『ここはちょっと残念だったなあ』と思えるシーンもあって、『今ならもっとうまくできたのに』という錯覚に陥るときもあります。本当にたくさんの方に愛して頂いて、感謝しています。10年間ずっとドラマを愛して下さるということは、大変なことだと思います。みなさん、本当にありがとうございます」
このように、チェ・ジウは感激しながらファンに感謝を述べていた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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