今、韓国で最も“ホットな赤ちゃん”を挙げるなら、俳優シム・ヒョンタクと彼よりも18歳年下の日本人妻サヤさんの息子ハルではないだろうか。
シム・ヒョンタクは生後164日の息子ハルを連れてKBSバラエティ番組『スターパパ奮闘記! スーパーマンが帰ってきた』(以下『スーパーマンが帰ってきた』)に出演し、初回放送から驚くべき視聴率を記録し、一気に全国民の“癒やしベビー親子”として注目を浴びている。
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『スーパーマンが帰ってきた』は2013年の初放送以来、13年にわたり韓国の視聴者から安定した支持を受けている。今年7月には「大統領表彰」を受け、“国民育児バラエティ”としての威厳を示した。シム・ヒョンタクとハルの父子は、最近TV・OTTの非ドラマ部門出演者話題性ランキングで同時に10位圏に入り、高い関心を証明した(グッドデータコーポレーション基準)。
人気の中心には“天使ベビー”ハルちゃんがいる。シム・ヒョンタクは18歳年下の日本人サヤさんと2023年に結婚し、今年1月にハルちゃんが誕生した。
漫画から飛び出したようなふわふわの孫悟空ヘア、人形のようなビジュアル、そして常に無邪気に笑う表情まで、ハルちゃんの動画はYouTubeでも多い時には数百万再生を記録し、愛され続けている。
シム・ヒョンタクは最近『スーパーマンが帰ってきた』合流後初めて『OSEN』とのインタビューを行い、実際に番組収録が行われる自宅でハルを抱えながらさまざまな話を聞かせてくれた。
まず、ハルちゃん人気について。父のシム・ヒョンタクは「実は家ではほぼハルだけを見ているので、外にあまり出られません。それでも少し外に出ると多くの人がハルのことを認識する」と語り、「新婚旅行に行けなかったので、胎教旅行としてハワイに行きました。今回、新婚旅行も兼ねて再びハワイを訪れ、ハルを連れて以前と同じ場所を回っていたら、ハワイでもハルのことを知る人がいて驚いた。ハワイには日本人が多いが、皆ハルを知っていて“写真を一枚撮ってもいいか”と言われた。家族を好きになってくれて本当にありがたかった」と明かした。
また、「最近はシム・ヒョンタクではなく“ハルのお父さん”と呼ばれる。もともとサヤと出歩く時は“シム・ヒョンタクだ”“サヤだ”と言われていたが、今では父母が誰か知っていても、まずハルを探して認識する。私には誰も話しかけず、皆ハルだけを見る」と、息子の驚異的な人気を実感していると明かした。
しかし、急上昇する人気とともに家族を苦しめるフェイクニュースや誤解も生まれているという。特に「ハルちゃんが広告で5億ウォン稼いだ」というフェイクニュースが記事化され、事実のように広まり、大きなストレスになったという。
ある媒体は広告業界関係者の話として、ハルが3か月間で約6件の広告契約を結び、総収入が5億ウォンを超えると報じた。しかしシム・ヒョンタクは事実と異なる誇張であると明確に否定する。
「昨日も知り合いの兄から連絡がありました。まだ独身の方なのですがハルのファンで、朝から晩までハルだけ見ているという。こんな連絡をくださる方が多いんです。こうした関心は本当にありがたいのですが、“どこかで見たよ、ポン・ジュノ監督がハルを探しているとか、石破総理がハルちゃんの写真をどうこう言ったとか”そんな話まで出てくるんですよ。ハルが放送やYouTubeに多く出るので、親しい知人たちまでそのニュースを信じてしまう。本当に驚きました」
そして「周囲からいろいろ言われます。“ただのフェイクニュースだ”と流せばいいのですが、自分にはそれがなかなかできない。事実ではないから説明すべきだと思うのですが、全員をつかまえて言うこともできず、本当に苦しい」と胸の内を明かした。
「最近も記事が出ていました。ハルが広告で5億稼いだとか、6本撮ったとか。私だって稼ぎたいし、撮れるなら撮りたい。たくさんの愛をいただいて本当にありがたく幸せですが、その分フェイクニュースも多い。ハルや家族への愛と関心は心からありがたいのですが、事実ではない過度なフェイクニュースは正直つらいです」
シム・ヒョンタクとサヤは、実際のハルちゃんの出演料を別口座に貯めているという。
「『スーパーマンが帰ってきた』を通じてハルを世に公開してから初めてのインタビューです。これが私たちの本心です。子どもや家族に関するフェイクニュースは本当にやめてほしい」
シム・ヒョンタクは番組内で「三人目まで考えている。妻サヤは四人目までと言っていたが、私が一人減らした」と語って驚きを誘った。
これについては「可能でしょう。だから気が急いている。年齢もあるし、元気なうちに産まなければ。子どもが幼い時期は一緒に過ごすべきです。成長期を共にするために、早く三人目まで産みたい。これから4年以内には産むことになると思います。ハルを育てながら二人目のプランを立てるつもりです」と語ったシン・ヒョタク。
「サヤには実姉が一人いて、1993年生まれです。今三人の子を育てていて、長女は小学校に入りました。姉の夫が仕事で遅夜くまで働くので、実質ひとりで育児をしていて、まさにスーパーママです。サヤはその姿を見て“私もできる”と思ったようです。日本では子どもの多い家庭が多い。必ず一人だけではなく、二人三人と産む家庭が多い。自分もたくさん産んで、にぎやかな家庭をつくりたいし、娘がほしい」と語った。
隣にいた妻サヤも「実姉が三人育てているのを見て、怖がるより“私もできる気がする”と思った。同じ姉妹だからできるという気持ちが生まれた」と笑った。
シム・ヒョンタクは「サヤは姉の育児を見て、“大変そう”ではなく“あ、できるんだ”と考えたようだ」と語り、相性の良さをうかがわせた。
ハルちゃんは日々スクスクと育ち、今は盛んに喃語を話す時期であり、二本足で立つこともあるという。もうすぐよちよち歩きをする姿も期待されており、父は韓国語、母は日本語を教え、二か国語で育つかもしれないという幸せな想像もしているらしい。
「ハルを育てれば育てるほど妻への感謝が深まります。産んでくれたこともありがたいし、育児も自分のスタイルで一生懸命やっていて本当にありがたい。離乳食も全部自分の手で作って食べさせているんです。本当にスーパーママだと思う。皆から“感謝しなさいね。シムさん”“サヤに優しくしなさいね。シムさん”と言われます。でも自分だってちゃんとやっている。私が努力していなかったら、全国民に愛されるハルもいなかったはずです。そういうことです」
シム・ヒョンタクは息子に芸能界で働いてほしいという。
「日本では普通、家業を継ぐことが多いようなのですが、それと同じように個人的にはハルを俳優や芸能界で働く子に育てたい。そう言うとサヤは“それは子どもが決めること”と言う。私もその考えには同意していますが、心の中で期待しています。もし俳優になるなら、父として演技を教えたい。自分は幼い頃、欲しいものも、やりたいことも何もできなかった。小学校二年生の頃から俳優になりたかったのですが、芸術高校への道が閉ざされ、後にひとりでモデル活動をしました。ドラえもんが好きでしたが、口にすると指をさされるのが明らかだったので中高生の頃も言えなかった。当時、同級生は皆、『スラムダンク』や『ドラゴンボール』が好きで、ドラえもんが好きだと言えば、からかわれました。成長する中でずっとやりたいことができなかった。だからハルにはやりたいことを全部やらせてあげたい。おもちゃで一緒に遊んで、時間をたくさん共に過ごす父になりたい」
シム・ヒョンタクは「自分が俳優として知られた時より、ハルが愛される時の方が幸せだ」と語る。
「かつてバラエティ番組『無限挑戦』出演後、翌日目覚めると韓国の全国民が自分を知っていた。だが怖かった。そんな愛を受けたことがなく、街を歩けば“シム・ヒョンタク!”と名前が聞こえ、外に出られなかった。その人気を楽しめなかった。人目が気になった。一方、今のハルの人気はあの時とは違う。隠れようとする心理とは明らかに違います。家族の幸せな姿を視聴者にもっと見せたい。家族を見て温かくなると言ってくださる方が多い。その幸福感がうれしいし、ハルを見てうつ病が治ったと言う人までいるんですよ」
最後にシム・ヒョンタクはこんなメッセージを伝えた。
「家族が少しでも人々に幸せな気を分けられるならありがたい。ドラえもんが自分のそばにいて辛い時期を乗り越えさせてくれたように、今辛い時を過ごしている人にとって、私たち家族がドラえもんになれるのではないかと思う。ひとつのキャラクターのような存在になれたらいい。ハルだけでなく家族全体が幸せをもっと届けられる存在になれればと思う」
(記事提供=OSEN)
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