『ウンスのいい日』で崩れゆく正義、パク・ヨンウが描く堕ちた警官の真実

2025年10月15日 話題 #U-NEXT #OSEN #写真
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パク・ヨンウが物語の構図を根底から覆した。

韓国KBS2TVドラマ『ウンスのいい日』(U-NEXTで配信中)で、パク・ヨンウはクァンナム警察署麻薬捜査チーム長チャン・テグを演じ、カン・ウンス(演者イ・ヨンエ)、イ・ギョン(演者キム・ヨングァン)を執念深く追う存在として、物語の中心軸を確固たるものにしている。

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序盤にパク・ヨンウは鋭い直感と卓越した捜査力、そして抑制されたカリスマで正義の刑事の典型を描き出し、圧倒的な存在感を放った。

ファントム組織との緊張感あふれる対立、ウンスを追い詰める心理戦、そして鋭い視線で相手を圧倒する姿、その一瞬一瞬がブレることなくドラマ全体の緊張を高めていった。

(写真=韓国KBS)

しかし、第7話でその仮面は崩れ去る。表向きは正義の刑事だったテグの正体は、実はファントム組織に情報を流し、見返りを受け取っていた汚職警官、通称“金虫”だったのだ。さらに、ファントム壊滅後はウンスとギョンを脅迫し、自らの握る弱みを利用して事態を操る冷酷な脅迫者へと変貌した。

真実が露わになる瞬間、冷たい眼差しと凍りつくような表情、鋭利な台詞回しで心理の崩壊を描き切るパク・ヨンウの演技は、視聴者に衝撃を与えた。

特筆すべきは、テグの堕落が単なる欲望からではなく、歪んだ父性愛による悲劇だった点である。離婚によって失った息子との日常を取り戻すため、彼は闇の取引に手を染めた。

息子への愛が欲望へと変質し、その欲望がすべてを壊していく、その感情の流れをパク・ヨンウは爆発的なエネルギーと抑えた感情表現で見事に表現している。

正義という仮面をかぶった腐敗警官というアイロニーな存在として、彼はドラマの緊張を一瞬たりとも途切れさせない中核として機能している。

自らが作り上げた嘘と欲望の泥沼に沈みながら、再び暴走の兆しを見せるテグ。その誤った愛から始まった選択がどのような結末を迎えるのか、視聴者の視線はいま彼の行方に注がれている。

(記事提供=OSEN)

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