9月4日、TOHOシネマズ六本木で韓国ドラマ『コンフィデンスマンKR』の配信記念イベントが行われ、パク・ミニョン、パク・ヒスン、チュ・ジョンヒョクが出席した。
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大きな歓声に迎えられ登場した3人。
パク・ミニョンは「こんにちは。ユ・イラン役を演じたパク・ミニョンです。ありがとうございます」と挨拶し、パク・ヒスンは「初めまして。私はパク・ヒスンです。よろしくお願いします」と日本語を披露。
チュ・ジョンヒョクも日本語で「みなさん、こんにちは」と言うも、「ミョン・グホ役を演じたチュ・ジョンヒョクです」の部分で韓国語と日本語を混ぜてしまい、「あ、混ぜて話しちゃった。スミマセン。緊張しすぎて…」と場を和ませる一幕もあった。
出演が決まった時の感想を聞かれると、パク・ミニョンは「まず、とても素晴らしい作品の韓国版に出演できること自体が良い機会だと思いました。原作を損なわない範囲で、私たちなりの個性をどう具現するかをたくさん悩みました。どうか新しい感性で観ていただければ嬉しいです」とコメント。
パク・ヒスン、チュ・ジョンヒョクも「日本の素晴らしい原作を韓国に紹介できて本当にうれしかったです。3人のアンサンブルが際立つ作品だったので、私たちも一丸となって楽しい作品を作ろうと努力しました。日本のファンの皆さんにも早くお見せしたいです」「このような素晴らしい作品をリメイクすると聞いたとき、断る理由はなかったです。今日こうして初めて披露するのですが、本当にやってよかったと改めて思います」と語った。
続いて、自身が演じたキャラクターを紹介。
「私が演じたダー子さんは、オリジナル版でも明るく健康的なリーダーとしてすべてを天才的に指揮する役でした。私もその純粋な演技を持ち込みつつ、そこに韓国的な情緒を加えることで、より深いキャラクターが生まれたんじゃないかと思います」(パク・ミニョン)
「私が演じたジェームスは三人の中で最年長ですが、年齢や性別に関係なく親しみやすく接する性格です。前に出るよりも後ろで静かに見守り、二人を助ける役割を担っています」(パク・ヒスン)
続いてチュ・ジョンヒョクの番になると、彼は思わず「はい、チュ・ジョンヒョクは…」と自分の名前を言ってしまい、会場は大爆笑。
「自分の名前を言っちゃった。スミマセン」と照れ笑いした彼が「グホはですね、チームの末っ子で、もっともセクシー……いや、セクシーじゃなくて明るくエネルギッシュでとても純粋なキャラクターです。二人が作戦を練ると、いつも自分だけがやられてしまう。でも二人を心から愛していて、常に一緒にいたいと願う人物です」と話すと、パク・ミニョンは「セクシーという言葉はどうして言ったんですか?」とツッコミ。チュ・ジョンヒョクは「頭の中で『僕はセクシーだ』と考えていて、つい」と説明して笑いを誘った。
『コンフィデンスマンJP』のリメイクとはいえ、韓国版ならではのエッセンスもたくさん盛り込まれたという『コンフィデンスマンKR』。
そのことについて、パク・ミニョンは「KRバージョンの特別さといえば、なぜ私たち三人が集まらなければならなかったのか、私たちだけのヒストリーやエピソードがより細かく描かれている点です。ご覧いただくと『ああ、この人たちは集まるしかなかったんだ、この仕事をするしかなかったんだ』と思っていただける親切な説明が描かれたと思います。なので変装とあわせて、ストーリーラインにも注目していただくと嬉しいです」と語った。
パク・ヒスンは「個人的なヒストリーを加えることで、よりミステリアスさを倍増させたと思います」と紹介し、チュ・ジョンヒョクは「お二人が作品の部分をたくさん話してくださったので、僕からは一つだけ。言葉の違いから生まれる楽しさがあると思います。言葉のリズムやフローでコメディ的に面白い部分が多いので、そうしたポイントも楽しんでほしいです」と語った。
ドラマの楽しみといえば、ターゲットを欺くための変装も欠かせない。今回は、全体を通して30以上の変装をしたとのこと。
パク・ミニョンは「ヒスンさんが歌手に変装した時の表情が忘れられません。魂を込めて歌って踊った姿が思い出されて、本当に楽しかったです。グホは『推奴(チュノ)』のキャラクターに扮したんですが、韓国で大ヒットした時代劇の役なのに、あまりにも似合わなくてびっくりでした。編集でうまく仕上げてくださったとは思いますが、現場では彼の目を見るのを避けようと頑張りました。二人の変装は本当に面白かったです」と振り返った。
すると、『推奴』をいじられたチュ・ジョンヒョクは「まったく初耳ですね。現場ではとても似合っていて、みんなが写真を撮りたがっていましたよ」と反論。それに負けず、パク・ミニョンが「それは似合っていたからでしょうか?それとも似合っていなかったからでしょうか?」と圧をかけると、チュ・ジョンヒョクは「たぶん面白かったからだと思います…」と降参し、笑いを誘った。
一方、パク・ヒスンは「パク・ミニョンさんがフリーダ・カーロに扮しましたが、女優さんって普通はカッコ悪くなるのを少し怖がるものなんですが、彼女はメイクチームが用意した“つながり眉毛”を自ら描き加えて、それを貼ってしまったんです。それが本当に可笑しくて、大笑いした思い出があります。チュ・ジョンヒョクさんの場合は女装ですね。とても美しい美脚と、ちょっとお見苦しい姿で登場します。ぜひ皆さんご自身の目で確かめてほしいです」とコメント。
すると、チュ・ジョンヒョクは「実は僕、妹がいるんですが、(女装したら)そっくりすぎて自分でも驚きました。ただ一番の問題は喉仏でした。僕の喉仏は大きすぎて、それだけは隠せませんでした」と付け加えた。
撮影の秘話を語るコーナーでは、いくつかのキーワードとともにエピソードを披露。
まず「先輩禁止令」というキーワードについて、パク・ヒスンが「敬語禁止ルールを設けた」エピソードを語った。
「この作品は三人のケミストリーがもっとも大事なので、早く仲良くなりたいと思いました。韓国も日本のように先輩・後輩の文化があって、敬語を使って礼儀正しくするのですが、今回は劇中と同じく敬語をやめて普段から友だちのように過ごそうと、敬語を使ったら罰金1万ウォンとルールを決めました。最初はジョンヒョクさんがよく引っかかって罰金がたまっていったんですが、やはりお金がかかると思うと必死になるもので、後半はタメ口を使いましたし、悪口をしないだけで、もう自然とタメ口で会話するようになりました」
それを聞いたチュ・ジョンヒョクが「実は僕はすごく不利です。もし実際に徴収されていたら、おそらく520万ウォンほどだったと思うんですが、幸いにも、お二人は優しいので実際にお金を受け取ることはなかったです。ドラマがうまくいったら、美味しいご飯でお返しするようにします」と話すと、パク・ミニョンは「でも、ご馳走になれないかも」とコメント。チュ・ジョンヒョクは「実はドラマがヒットしても僕がおごってもらうべきです」と笑い、末っ子らしさを爆発させた。
「10時間トーク」というキーワードでは、3人がパク・ミニョンの自宅で宅飲みをしたエピソードを披露。
「私たちが仲良くなる過程が何よりも重要な作品だったので、私の家で一度、一緒にお酒を飲みながら語り合ったんです。驚いたのは、気づいたら10時間があっという間に過ぎていたこと。その日を境に、作品の話だけでなく、プライベートな話も交わしながら、ますます深いケミストリーを発揮できるようになりました」とパク・ミニョンが話すと、パク・ヒスンも「まずは台本の読み合わせから始まって、作品の話に移り、作品の分析が進むうちに、個人的な吐露まで飛び出しました。ほぼ涙なしには聞けない話が続いたのを覚えています」と振り返った。
そしてパク・ミニョンは「その日一番記憶に残っているのは、ゲスト用のトイレの暖房です。10時間もつけっぱなしになっていて、二人が入ってくるたびに『ミニョン、なんだかトイレに行くと酔いが回る気がするんだけど?』って(笑)。確認したらトイレがサウナみたいになっていて、面白い思い出になりました」とさらにエピソードを披露。
チュ・ジョンヒョクは「本当に熱かったですね」と一言を添え、「あの時間は僕にとってすごく大切でした。まるで演技テストを受けているように、本読みをを重ねて演技をたくさんしたんですが、二人が大きな自信を与えてくださって、その日以来、心から二人を信じて頼りながら撮影に臨むことができました」と語った。
イベントは、ファンに向けた3人のメッセージで締めくくられた。
チュ・ジョンヒョクは「今日初めて観てくださる皆さんに、できれば映像を流さず1時間おしゃべりしたいくらい楽しい時間でした。素晴らしい原作に恥じないように監督とスタッフみんなが全力で取り組んだので、楽しく、可愛く観て頂けるとありがたいです」と感想を述べた。
パク・ヒスンは「韓国でリメイクできて本当に嬉しかったし、こうした試みがもっと増えればいいなと思いました。韓国作品を日本で、日本作品を韓国でリメイクする文化交流が、両国の関係をもっと深めるきっかけになると思います。なのでKRを楽しんでいただき、久しぶりにJPも観て変わった部分と魅力を比べていただければより面白いと思いますし、最後にKRをもう一度満喫してくださればと思います」と、楽しみ方を提案。
最後にパク・ミニョンは「撮影した作品を最も見せづらいのは、大好きな人」と前置きし、「今日はファンクラブの皆さんも来てくださっていて、来月にはファンミーティングもあります。この作品の結果次第で私の自己肯定感がどうなるか決まると思います。どうか楽しんで観ていただいて、私がもっと堂々とファンミーティングできるように願っています。会場に来てくださった皆さんに心より感謝します。今後も、配信後もたくさんの応援をお願いします。ありがとうございました」と会場に駆けつけたファンに感謝を伝えた。
今回のイベントで終始仲の良さをうかがわせた3人。特にパク・ミニョンは2人が退場した後もファンサービスを惜しまず、さまざまなポーズをとりながら一人ひとりのファンとアイコンタクトをとっていた。
『コンフィデンスマンKR』は、9月6日(土)22時30分よりよりPrime Videoで独占配信開始。
■【写真】パク・ミニョン、またも日本ドラマのリメイク作品を撮影中!
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