脚本家が語る『グッドボーイ』奇跡のキャスティング秘話「これだけの俳優が一堂に会するなんて夢のよう」

2025年05月26日 話題 #新作ドラマ #OSEN #写真
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JTBC新ドラマ『グッドボーイ』の放送を控え、脚本家イ・デイルが本作の世界観や人物設定、そして込めたメッセージについて語った。

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『ライフ・オン・マーズ』『補佐官』シリーズなどで高い完成度と緻密な物語性を評価されてきたイ・デイルによる新作であり、『怪物』や『良くも、悪くも、だって母親』を手がけたシム・ナヨン監督とのタッグという点でも、今期最注目の作品として話題を集めている。

本作の最大の特徴は、元国家代表メダリストたちが“メダル”ではなく“警察バッジ”を胸に、新たな人生を歩み出すという設定だ。
彼らがスポーツで培った能力をアクションに昇華させ、悪や不正に立ち向かう姿を描く、異色の青春捜査劇である。

初回放送は5月31日22時40分にスタートする。放送を前に公開されたイ・デイル氏への一問一答は以下の通りである。

(写真=JTBC)

――『グッドボーイ』はどんなドラマか?

「元メダリストのアスリートたちが警察官となり、コミカルでアクション満載の青春捜査劇を繰り広げる作品です。タイトルが示す通り、善い人間、あるいは善い人間であろうとする人々の物語でもあります。反則や不正が蔓延し、恥の感覚すら失われたこの時代に、そうした悪に立ち向かう熱い者たちの物語を、痛快に楽しんでいただけたら嬉しいです」

(写真=JTBC)

―― 従来の捜査ドラマとの違いは?

「まず、元メダリストという経歴を持つ警察官という設定自体がユニークです。彼らが現役時代に培った特技を捜査に応用したアクション描写や、引退後の複雑な感情に焦点を当てたドラマ部分など、これまでにない面白さがあると思います。まるでスポーツの熱戦を観戦するように、登場人物たちの“血と汗と涙の達成感”を共に感じていただきたいです」

―― 強力特別チームという設定はどう生まれたか?

「実在のメダリストが警察の特別採用枠で活躍しているドキュメンタリーを観たことがきっかけです。そこから着想を得て、武道特別採用や運動選手のインタビュー、実際の事件記録などを参考にし、想像力を膨らませて本作の世界観を構築しました。現実には存在しない組織ですが、フィクションならではの魅力を通して、登場人物たちのリアルな葛藤や成長を描きたいと思いました」
 

―― 種目にボクシング、射撃、フェンシング、レスリング、円盤投げを選んだ理由は?

「本作は不正や偏見に立ち向かう物語であり、冒頭から痛快なアクションを描くことを念頭に置いていました。それぞれのキャラクターが自分ならではのアクションスタイルを持てるよう、“ボクシングは壮絶な闘志と肉体のぶつかり合い”“射撃は静かだが一撃必殺の緊張感”“フェンシングは鋭さとスピード感”“レスリングは粘り強く耐える力”“円盤投げは力とバランスの美学”という理由で種目を選びました。いずれも個人競技であり、個性の異なるメンバーがチームとして絆を深めていくには最適だと考えました」

―― 前作でも登場した架空都市「インソン市」を再び舞台にした理由は?

「“インソン市”は、自身のデビュー作『キスして幽霊!~Bring it on, Ghost~』から使っている仮想都市で、個人的には故郷へのノスタルジーが込められている場所です。『ライフ・オン・マーズ』で描いた1980年代のインソンが、現在どうなっているかを想像しながら、今回もその世界観を拡張させる形で舞台に選びました」

―― 主要キャストの発表を聞いたときの感想は?

「パク・ボゴムさん、キム・ソヒョンさん、イ・サンイさん、ホ・ソンテさん、テ・ウォンソクさん、そして“バッドボーイ”として登場するオ・ジョンセさん。これだけの俳優が一堂に会するなんて夢のようでした。キャスティング後、紙の上にしか存在しなかったキャラクターたちが実体を得て動き出した感覚があり、脚本を書きながら胸が高鳴りました。彼らの共演シーンを見るだけでも幸せです」

―― シム・ナヨン監督との作業は?

「監督の作品は、映像に込められたこだわりや信念がはっきりと伝わってくるところが好きです。『グッドボーイ』はジャンルが複雑でスケールも大きく、困難も多かったですが、監督が信頼して任せてくれたおかげで、安心して脚本に集中できました。監督の強さと繊細さが作品にどう溶け込んでいるのか、脚本家としても、一視聴者としても非常に楽しみです」

―― 本作を通じて伝えたいメッセージは?

「作中で主人公ユン・ドンジュ(演:パク・ボゴム)が『元から善い人なんていない。善く生きようと努力するだけだ。後悔したくないから』と語る場面があります。日々を必死に生き抜くすべての人が、実は“グッドボーイ”だと思っています。そうした人々への“贈り物”のようなドラマにしたかったのです。疲れたとき、くじけそうなとき、心の奥底に眠っている情熱を呼び覚まし、かつての“あの日の熱さ”を思い出せるような、そんなきっかけになれば嬉しいです」

―― 最後に視聴者へ、本作のグッドポイントとは?

「やはり、ドンジュとチームメンバーの掛け合いやチームワーク、そして各種目にちなんだ多彩なアクションが見どころです。個性的でクセのある彼らが、一丸となって発揮するシナジーに期待していただきたいです」

『グッドボーイ』は5月31日22時40分よりJTBCで放送開始。6月1日(日) よりPrime Videoで日本配信開始。

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