コ・ユンジョンが、美貌と演技力を兼ね備えたキャラクター表現で、視聴者の心をじわじわとつかみ始めている。
tvNドラマ『いつかは賢いレジデント生活』第4話で、コ・ユンジョンは産婦人科レジデント1年目のオ・イヨンを演じ、同期の嫉妬やライバル心を機転で乗り越える姿を通じて、意外性ある感動を届けた。
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この日の放送では、オ・イヨンがソ・ジョンミン教授(演者イ・ボンリョン)の特別な寵愛を受けたことで、知らず知らずのうちに同期のキム・サビ(演者ハン・イェジ)の嫉妬心を刺激してしまう。
ソ・ジョンミン教授は冷たく見える外見とは裏腹に、患者を何よりも優先するオ・イヨンの真価を見抜き、1年目のレジデントの中で最も早く自分の論文プロジェクトに彼女を参加させ、その能力を認めた。
それに対し、当初はその提案を遠慮したものの、周囲の反応に戸惑って最終的には素直に受け入れるという、イヨンの率直で少しとぼけた愛らしさが笑いを誘った。
一方で、ソ・ジョンミン教授のお気に入りとなったオ・イヨンに対するキム・サビのいら立ちと嫉妬が高まり、イヨンは何かと叱られるという理不尽な状況に立たされるが、そこでこそ医師としての優れた資質が際立つ展開となった。
さらに、オ・イヨンは謝りたくても素直に言えず困っているキム・サビに、自ら助けを求めるという方法で歩み寄り、包容力を見せた。この賢く温かな対応は視聴者の心をも打った。
また、同期のク・ドウォン(演者チョン・ジュンウォン)の話題が出るたびに耳をピクピクと動かし、ミーアキャットのように反応する“オ・アキャットモード”が炸裂し、視聴者を笑顔にした。
言いたいことははっきり言う“率直マシーン”な性格が仇となり、キム・ジュンワン(演者チョン・ギョンホ)から女版ト・ジェハク(演者チョン・ムンソン)と呼ばれるシーンもあり、大きな笑いを呼んだ。
産婦人科の会議中にうたた寝をして突然拍手してしまい、会議の空気を一気に凍らせたシーンでは、彼女ならではのコメディセンスが光った。
嫉妬と不満が爆発していたキム・サビに対し、最初は戸惑いと怒りを見せていたイヨンだが、サビの中にある罪悪感を読み取った後は、非難ではなく彼女に最もふさわしい“許しのかたち”を示した。
その演技は、繊細な目線の動きや微かな表情変化だけで、イヨンが自分の悔しさよりも相手の気持ちを理解しようとしていることを見事に表現し、表面は子どものようでも内には成熟した大人の心を持つキャラクター像に命を吹き込んでいた。
恋においては誰よりもストレートなイヨンの直進ぶりも、コ・ユンジョンの表現力によって共感を生んだ。
仕事を口実に「お腹すいた」とク・ドウォンに甘えてアプローチするも、あっさり断られてその場で固まる様子には愛嬌と笑いがあふれた。
また、うっかり彼の手を傷つけてしまった後には、今にも泣きそうな表情で自分を責めるという、純粋さあふれる演技が胸を打った。仕事中のぶっきらぼうな態度とのギャップが、このキャラクターに立体的な魅力をもたらしている。
コ・ユンジョンの多彩な魅力と成長が詰まった『いつかは賢いレジデント生活』は、毎週土・日曜の夜9時20分より放送中である。
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