現在25歳のキム・ユジョンが子役として『太陽を抱く月』(2012年)に出演したのは13歳のときだった。このドラマは視聴率が40%を超えるほどのメガヒットを記録していたが、キム・ユジョンはハン・ガインが演じたヒロインのヨヌの子供時代に扮していた。
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当時のことを振り返って、キム・ユジョンはこう語っている。
「私が出演した『太陽を抱く月』はファンにもっとも愛されました。このドラマは、男の主人公たちがみんな私を愛していたから、“これは絶対にやらなきゃ”と思いました(笑) 。ヨ・ジング兄さんとはその前に『イルジメ(一枝梅)』で共演していました。その時は結ばれない愛だったけれど、『太陽を抱く月』では幸せな気分を満喫できました(笑)。このドラマがみなさんから愛されたのは、恋を描きながらも固くないファンタジーだったからだと思います。神秘的で女性のロマンスをすべて入れて作られていました。シナリオを読んでも、夢中になるくらい面白かったです。次回のシナリオがもっと早く出たら、と思いながら待っていたほどです」
このようにキム・ユジョンをワクワクさせた『太陽を抱く月』なのだが、出演を決めるまではとても悩んだという。
「シナリオだけを読んでも本当に面白くて、やりたい作品だったのですが、実際に演じようとすると難しいキャラクターでした。監督ともよく話し、1人でもいろいろと考えてみましたが、私が演じるヨヌは女性そのもののようなキャラクターなのです。ただし、我慢することができなくて、自分で決めたことを最後まで守り抜く強い面もありました」
そういう難しい役をキム・ユジョンは本当に集中して演じられたという。しかし、思わぬエピソードもあったとか。
「実は、ヨ・ジング兄さんのセリフが堪えられないくらい恥ずかしかったのです(笑) 。もともと、よく知っている間柄ですけれど……。それで、最初にどうしようかと思いました。兄さんともよく話し合ったりしました。そうしているうちに慣れてきて、撮影現場では気楽にできました」
この『太陽を抱く月』で共演したキム・ユジョンとヨ・ジングは、今や2人ともトップ俳優になっている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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