【キム・ユジョンの仰天エピソード】子役時代には名監督の指示にも従わなかった?

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子役として数多くの作品を経験した後に大人の女優に成長していったキム・ユジョン。彼女が芸能界に入ったきっかけは何だったのだろうか。

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彼女が芸能界に入ったのが4歳の時だ。母親がキム・ユジョンの写真をインターネットにあげておいたのを偶然見た関係者にスカウトされたのだ。

強烈な印象があった作品は映画『親切なクムジャさん』だった。そのときのキム・ユジョンは何も知らずに、ただ母親に連れられていただけだった。口数も少なく人見知りの性格だったのである。

そのとき、キム・ユジョンは拉致された子供の役で出演したが、主演のチェ・ミンシクがあまりにも怖くてセリフも言えずに、ただ泣いていたそうだ。しかし、最後まであきらめなかった。

パク・チャヌク監督が「もう大丈夫。やるだけやったから……」とOKを出しても、キム・ユジョンはカメラの前に立って、言うことを聞かなかった。それは、もっとやりたかったからだ。すると、パク・チャヌク監督は「この子は欲張りだなあ」と言った。

キム・ユジョン
今やトップレベルの人気女優になったキム・ユジョン(写真提供=OSEN)

演技に対する感覚

それでも、幼いキム・ユジョンは演技することがそんなに面白いとは思えず、母親の言うことに従っているだけだった。しかし、成長しながら演技に対してもいろいろと考えるようになった。

「子役とはいえ俳優としてもっとがんばらなければならない」

そう覚悟を決めた。

本当に演技することが面白くなったのは2010年の『トンイ』のときだった。そのときは、イ・ビョンフン監督からたくさんのことを学んだ。

他の俳優たちはイ・ビョンフン監督と仕事をするのは大変だとよく言っていたが、キム・ユジョンは「その分、学べることも多い」と思っていた。イ・ビョンフン監督は彼女に発声の仕方をていねいに教えてくれた。

『トンイ』が終わってからすぐに撮った『九尾狐伝~愛と哀しみの母~』では、キム・ユジョンも一人でシナリオを分析しながら演技の勉強に励んだ。こうして、キム・ユジョンは演技に対する感覚を身につけていった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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