テレビ朝日系でリメイク!本家の『SKYキャッスル』はどこまでエゲツなかったか

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松下奈緒が主演して7月25日から9月26日までテレビ朝日系で放送されたのが『スカイキャッスル』であった。これは韓国ドラマのリメイクであり、本家の『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』は、韓国JTBCで2018年11月23日から2019年2月1日まで全20話として放送されていた。

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この『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』は厳しい現実を赤裸々に描くという意味で、「時代を映す画期的なドラマ」だった。その厳しい現実とは、極端な学歴社会、不公平な格差社会、子供の教育問題などであり、視聴者に問題の深刻さを伝える上で多くの示唆に富んでいた。

登場するのは、超高級住宅に住む人たちだ。最大の関心事は「子供たちを超難関大学に入学させたい」ということ。最高峰のソウル大学医学部が目標になっていた。主役のヨム・ジョンアが演じているハン・ソジンも典型的な教育ママだ。

彼女には二人の娘がいて、夫のカン・ジュンサン(チョン・ジュノが演じている)は大学病院の整形外科長になっている。夫のように娘たちを絶対に医者にさせたいハン・ソジンは、究極の目的のためなら何でもやってのける激情を持っている。

象徴的なエピソードがあった。娘がコンビニでお菓子を万引きしていることを知ったハン・ソジンは、注意するどころか信じられない行動に出た。

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』
画像=JTBC

極端な現実を描いたエピソード

受験勉強が大変なのでストレスが溜まっていると見なし、ストレス発散のために万引きという行為も必要だと考えるようになった。そこで何をしたかというと、コンビニの店長に金銭を渡して万引きを見逃してもらうように変な細工をしたのである。

このあたりの描写は本当にエゲツない。常識を完全に逸脱している。実際、裕福なセレブたちといえども、目的の達成のためにあまりにやりすぎて、野心と虚栄で身を崩す状況が待ち構えてしまっていた。

そうした極端な現実を様々なエピソードで露骨に描いたのが『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』であった。セレブであり続けるのも、本当に大変なのだ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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