俳優ハン・ソヒ(29)が実母の不祥事により、再び困難な状況に立たされた。
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母親による「借金スキャンダル」から4年が経過し、母親とは絶縁を宣言したにもかかわらず、依然として苦しみから逃れられない様子だ。
9月2日、ハン・ソヒの実母であるシン氏が違法賭博場の開設容疑で逮捕されたことが報じられた。
シン氏は2021年から先月末にかけて、蔚山(ウルサン)や原州(ウォンジュ)などで雇われ社長を立たせた12カ所の賭博場を運営していたとされている。
賭博客たちは、シン氏が開設した賭博場で彼女が総販を務める賭博サイトに接続し、ゲームマネーをチャージしてバカラなどの賭博を行っていたという。
ハン・ソヒはドラマ『夫婦の世界』の出演で注目を集めた2020年にも、母親の借金スキャンダルに巻き込まれていた。シン氏が集金グループの運営中に音信不通になり、債務不履行で非難を浴びたのだ。
この時ハン・ソヒは自ら声明を発表し、被害者たちに謝罪している。
彼女によると、「5歳の時に両親が離婚し、祖母に育てられた。高校入学と同時に母親がいる蔚山に転校したが、それでもずっと祖母と一緒に暮らし、卒業後は上京してこの道に進んだ。母親とは頻繁に会うこともなく、20歳を過ぎてから母の借金問題を知った。母は私を育ててくれた祖母の娘であり、私の天輪のため、デビュー前から母の借金をできる限り返済していた」という。
しかし、「母が私の名前と芸能活動を盾にお金を借りた後、返済しなかったことを知った。私の知らないうちに署名されていた借用書や、私名義で受けた借金の金額は、手に負えないほど膨らんでいた」と明かしたハン・ソヒは、「私の未熟な判断で、借金を肩代わりすることだけが解決策だと思っていた。私の不手際で多くお被害者が生まれたようで、申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪している。
このようなハン・ソヒの家庭の事情が明らかになると、世間からは応援と慰めの言葉が寄せられた。
そんななか、2022年にはシン氏が8500万ウォンの詐欺容疑で訴えられたことが報じられ、所属事務所は「シン氏が借金をする過程でハン・ソヒ名義の銀行口座を使用した。ハン・ソヒが未成年の頃に勝手に作っていた口座が使われた」と明かし、裁判所も、ハン・ソヒとは関係なく行われた案件であることを明確にした。
結局、ハン・ソヒは娘の知名度を利用する母親の行為を阻止するべく、これ以上母親の借金を肩代わりしないことを表明。
それから2年が経った今、シン氏は再び娘の顔に泥を塗ることとなった。
ハン・ソヒの所属事務所は9月3日、「今回の事件はハン・ソヒも報道で知り、嘆かわしい気持ちだ。ハン・ソヒとは全く関係のない、母親の独断であることを再度お伝えする」と強調した。
同日、芸能記者出身の某ユーチューバーはシン氏がハン・ソヒの「絶縁」宣言後も持続的に連絡を取り、お金を要求していたと明かして衝撃を与えた。
そのユーチューバーは「最大の問題は、ハン・ソヒが娘としてなんとか助けたにも関わらず、金銭トラブルが続いたこと。しかも、シン氏が娘の精算日(活動収益を受け取る日のこと)まで正確に把握し、その日以降にお金を貸してほしいと要求してきたこともあった」と話している。
「2年前、ハン・ソヒの絶縁宣言後、しばらく連絡が途切れたのは事実だが、シン氏が彼女に連絡を取り続けた。その後、自然と母娘の関係に戻り、時々連絡を取り合っていたという。ただ、連絡を取り合うようになってから、シン氏が再び金銭的な援助を求めるようになった。さらにはハン・ソヒの所属事務所にも連絡をしていろんな問題に口を出すようになった。知人らによると、ハン・ソヒは母の金銭要求と事務所への連絡などで極度の苦痛を感じたという」
天倫とは、天の摂理によって結ばれた親子関係を意味する。断ち切ろうとしても断ち切れないものという意味も持つ。
継続的な詐欺行為によって絶縁を宣言したものの、ハン・ソヒはその後も母親からの連絡や金銭要求に悩まされ続け、依然として苦しみから解放されずにいる。ドラマよりも波乱万丈な現実を生きるハン・ソヒに対し、多くの人が同情を禁じ得ない。
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