兵役に入っていた韓流スターが除隊する、というニュースを聞くと心が躍る。「ようやく彼が芸能界に復帰してくれる」と思うと、ワクワクするファンも多いことだろう。
【注目】ナム・ジュヒョクファン必見！ナム・ジュヒョクはなぜあんなにも“悲劇の主人公”が似合うのか
そんなふうに待ち焦がれているスターの1人がナム・ジュヒョクだ。彼は2023年3月に入隊したのだが、9月19日に除隊する予定になっている。もう1か月もない。いよいよナム・ジュヒョクの芸能界復帰が現実味を帯びてきた。
そこで再び見てみたいのが『二十五、二十一』だ。このドラマは、韓国tvNで2022年に全16話で放送された。そして、今でもNetflixで配信中だ。主役はキム・テリとナム・ジュヒョクである。
キム・テリはフェンシングに打ち込む高校生ナ・ヒドに扮したが、10代の天真爛漫なキャラクターを最高に魅力的に演じていた。同時に、ナム・ジュヒョクの演技も光っていた。彼が演じたペク・イジンは、経済危機の影響で一家離散という宿命を負ったが、精進した末にテレビ局の記者となり、ついには若きキャスターにまで羽ばたいた。
そして、『二十五、二十一』は特に、ナ・ヒドとペク・イジンが自らの努力で次々に目標を達成していく過程がストーリーのツボになっていた。それゆえに、若者たちの麗しき成長がダイレクトに感じられた。
さらに、ナ・ヒドとペク・イジンを取り囲む3人の仲間……ユリム(キム・ジヨン／ボナ)とジウン(チェ・ヒョヌク)とスンワン(イ・ジュミョン)がとても素敵な存在だった。
この5人は人生の最高の思い出となる「真夏の海への修学旅行」に出かけるが、そのシーンは珠玉の映像美となってドラマを彩った。結局、若い一時期に仲間とかけがえのない思い出を共有すると人生がより豊かになる、というテーマが『二十五、二十一』をいっそう輝かせていた。
いずれにしても、『二十五、二十一』を見ながらナム・ジュヒョクの除隊を待つ、というのがベストだ。ファンもとても楽しみにしていることだろう。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
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