現在は女優として大活躍しているヘリ。「第23回ニューヨーク・アジア映画祭」に彼女の主演作映画『ビクトリー』(原題)が公式招待されて、栄誉あるライジングスター賞を獲得している。
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この映画は、初心者で構成されたチアリーディングサークル「ミレニアムガールズ」が躍動していく様子を描いており、ダンサー志望のピルソン役を演じたヘリがハツラツとした姿を見せてくれた。彼女の天性の勘の良さが発揮される映画『ビクトリー』は、8月14日から韓国で公開される予定になっている。
なお、ヘリといえば韓国でのYouTubeプログラムの『ヘリのクラブ』が大人気となっている。この番組はヘリがMCとなってゲストと楽しいトークを繰り広げているが、最近ではソン・ドンイルがゲストになっていた。
ヘリとソン・ドンイルなら、思い出すのが『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015年)だ。「応答せよ」三部作の最後のドラマであり、ヘリが本格的に女優としてスタートした記念碑的な作品だ。
1994年6月9日に生まれたヘリは、ドラマ撮影時にはまだ20代になったばかりだったが、幸いにもヒロインの高校生ソン・ドクソン役は同年代として気兼ねなく演じられるキャラクターであり、ヘリも自然体の明るさで存分に演じて大評判になった。
そのときの父親役がソン・ドンイルだ。それも当然であり、「応答せよ」三部作ではすべて彼がヒロインの父親に扮していた。『恋のスケッチ~応答せよ1988~』でもソン・ドンイルはヘリのパワフルな演技に感心した様子で、当時の思い出を『ヘリのクラブ』でもタップリと語っていた。
ドラマが終わって10年近くが経っていても、ソン・ドンイルとヘリの関係は、本当の親子のようであり、YouTubeプログラムを通して2人はワインを飲みながら近況を語り合っていた。実際、ヘリはソン・ドンイルの前では飾らない素の自分を出せるようであり、ゲラゲラ笑いながら「天然キャラ」を出すMCのヘリは、本当に底抜けに楽しそうだった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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