史実もスゴかった!『太宗 イ・バンウォン』の国王VS王妃の壮絶対立

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テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』は、5月6日の第22話でチュ・サンウクが演じる李芳遠(イ・バンウォン)がついに即位した。3代王・太宗(テジョン)として大王への道を歩んでいくのだが、それは同時に、妻の閔氏(ミンシ)との対立が顕著になることを意味していた。

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閔氏の実家は、高麗王朝から長く続く名門の家柄だった。李芳遠の父親の李成桂(イ・ソンゲ)は閔氏一族の力を当てにして五男を名家の娘と結婚させたのである。それは、1382年のことだった。

李芳遠の妻となった閔氏は女性ながらとても政治的な人であった。『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』でも、パク・ジニが演じている閔氏は、内助の功を発揮して夫を叱咤激励して大出世に導いている。

特に、1398年に李芳遠がクーデターを起こして政権を掌握したときも、武器を巧みに用意して夫の決起を助けている。このような閔氏の大きな働きもあって李芳遠は国王になることができたのである。

必然的に、閔氏は実家の一族も大いに繁栄すると信じて疑わなかった。しかし、李芳遠の腹積もりは違った。彼は、兄弟同士の骨肉の争いを制して自分が生き残った。それ以来、李芳遠は極度に警戒心が強くなり、自分の王位を脅かす勢力を絶対に増長させないように腐心した。その中で、一番の標的になったのが閔氏一族だったのだ。

太宗 イ・バンウォン~龍の国~
画像=KBS

凄まじい闘争が始まる

李芳遠は、王妃の存在が政権に影響を及ぼす状況を父親の例で強烈に見ていた。それだけに、自分だけはそういうことがないように用心した。その果てに、妻の閔氏とその実家を容赦しない方針を決めるようになったのだ。

『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』は後半を迎えて、今後は国王になった李芳遠と妻の閔氏の対立が激しさを増していく。ドラマの前半に両者はあれほど仲睦まじい姿を見せていたのに、これからは一転して凄まじい闘争が始まるのだ。ますます『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』の展開から目が離せなくなる。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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