BS日テレで5月3日から放送が始まったのが、ドラマ『王になった男』だ。ヨ・ジングとイ・セヨンが主演した大評判の傑作時代劇である。BS日テレでは、月曜日から金曜日まで午後1時~2時に放送されている。
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韓国ではドラマで定評のあるtvN で2019年1月7日から3月4日まで放送されていた。果たして、どんなドラマなのか。ストーリーを見てみよう。
主人公のヨ・ジングが扮したのは国王イ・ホンだ。15代王の光海君(クァンヘグン)がモデルになっている。
イ・ホンは王位を守るために弟を殺したが、精神的な苦痛から不安定な日々を送っていた。そんな王の状態を都承旨(トスンジ)のイ・ギュ(キム・サンギョン)はとても心配していた。
ある日、彼が町で王にそっくりな道化師のハソンを見つけた(ヨ・ジングの1人2役)。都承旨は大いにひらめいて、イ・ホンが錯乱状態になったときに彼を秘密の場所に隠し、ハソンを身代わりの王にさせた。
もちろん、政治に関して無知なハソンだったが、王の代わりになってからは、人々の暮らしに役立つような政治を実行しようとする。性格がとても誠実なのだ。都承旨は当初はハソンを叱りつけていたが、次第にハソンの国王ぶりを認めるようになっていった。
王宮では、クォン・ヘヒョが演じている左議政(チャイジョン/副総理)のシン・チスがやりたい放題で、腐敗政治を蔓延させていた。そうした悪徳高官の悪事を阻止するために、都承旨は王となったハソンに様々な命令を実行させていく。こうして、都承旨と左議政の対決が熾烈になっていく。
このようにスリリングな展開になっている『王になった男』は、ヨ・ジングの天才的な演技が本当に素晴らしいドラマだ。また、イ・セヨンが扮した王妃の悲しい人生も情緒的に描かれていて、見どころがとても多かった。
それだけに『王になった男』の放送は朗報であり、ぜひBS日テレのオンエアを通して、このドラマの面白さをじっくり堪能してみよう。
文=大地 康
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