『涙の女王』でゼッタイ顔を見たくないのはやっぱり「あの乗っ取り屋」?

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大ヒットしている『涙の女王』は、韓国で毎週土日の夜に放送されており、日本では同時配信のNetflixで楽しむことができる。

ドラマの主人公は、クイーンズグループ創業者の孫娘ホン・ヘイン(キム・ジウォン)とグループの法務部で手腕を発揮しているペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)の2人。夫婦であるヘインとヒョヌの離婚をめぐる慌ただしい動きが物語の主軸になっている。

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同時に、クイーンズグループの経営の問題点もスリリングに描かれていく。そのときに登場するのが、俳優パク・ソンフンの演じる怪しいキャラクターだ。

『涙の女王』
『涙の女王』スチールカット(画像=tvN)

パク・ソンフンといえば、ブームを巻き起こすほど注目を集めた『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で、強烈な悪役の1人を演じていた。彼が扮したチョン・ジェジュンは、ドラマのヒロインであるムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)が高校生のときに彼女を徹底的にいじめた。

そして、18年後にはゴルフ場のオーナーになっており、みだらな生活を送りながら悪事を重ねていた。そんなワルをパク・ソンフンは退廃的に演じて、おぞましい印象を残した。

こうして『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で大いに知名度を上げたパク・ソンフンは、満を持して『涙の女王』でも重要な役を担うことになった。今度は、M&Aの専門家のユン・ウンソンに扮したのだ。

パク・ソンフン​​​​​​

路頭に迷うような有様

このウンソンは本当に狡猾な男で、クイーンズグループの経営権を乗っ取るためにさまざまな陰謀をめぐらせていく。しかも、ビジネスのためなら、ヘインを徹底的に利用していく詐欺師でもあった。そんな正体に気づいていたのがヒョヌであり、彼は常に警告を発していたのだが、クイーンズグループの創業家は無能の人ばかりで、ウンソンの思うつぼになってしまった。

結局、ウンソンとその母の策略によって創業家は何もかも失った。路頭に迷うような有様なのだ。ここから、ヒョヌの逆襲が始まる。待望のヒーローは、「乗っ取り屋」ウンソンにどう復讐を仕掛けていくのか。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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