NHKのBSプレミアムで7月2日から放送される『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』。舞台となるのが朝鮮王朝時代に科挙受験生のための宿舎となった「二花院」なのだが、ここに泊まっているイケメン3人衆がカン・サン(リョウン)、キム・シヨル(カン・フン)、チョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)であった。
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この3人が女主人のユン・ダノ(シン・イェウン)とそれぞれが個人的な熱愛騒動を繰り広げていくのがドラマの見どころだ。
嬉しいのはカン・フンの存在だ。彼は傑作時代劇として評判が高かった『赤い袖先』で、主人公イ・サンを演じたイ・ジュノと一緒に情熱的な演技を披露して一気に大ブレークした。
そんなカン・フンは『赤い袖先』の後にミステリアスなドラマだった『シスターズ』で現代的なセンスを存分に発揮した。そのまま続けて現代ドラマに出演し続けるのかと思ったら、再び時代劇に戻ってきてくれた。これは本当に朗報であった。
『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』でカン・フンが演じたキム・シヨルという男はどういうキャラクターなのか。これが一筋縄にはいかないのだ。派手に女遊びに興じ、賭け事にも夢中になっている。
科挙の文科を受ける身分なのだが、ちっとも勉学に身が入らない。典型的な落第生のような生き方をしている。しかし、それはオモテの顔。きっとウラでは大きなことをやり遂げる雰囲気を醸し出している。
何よりも、キム・シヨルの表情には愛嬌があり、場を和らげる天性の柔軟性も持っている。そんなキム・シヨルをカン・フンが天真爛漫に演じた。本当に彼の演技には華があるし、イケメンでありながら緊張感が走る場面でも縦横に突き抜けるパワーがある。
『赤い袖先』から『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』へとつないできたカン・フンの時代劇出演ストーリー。彼の素敵な存在感を大いに楽しみたい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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