時代劇『禁婚令』は『赤い袖先』のヒットを引き継ぐか。監督が語った「差別化」とは?

2022年12月09日 ドラマ情報 #新作ドラマ
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12月8日、MBCの新ドラマ『禁婚令、朝鮮婚姻禁止令』(原題)の制作発表会が行われ、主演俳優キム・ヨンデ、パク・ジュヒョン、キム・ウソクと、パク・ソンウ監督が出席した。

【写真】『禁婚令』の和気あいあいとした撮影現場を覗き見!

同作は、7年前に世子嬪を亡くして禁婚令を下した王イ・ホンの前に、死んだ世子嬪に憑依できるという詐欺師ソランが現れることで事件が繰り広げられる“宮廷詐欺劇”。

イ・ホン役は『ペントハウス』シリーズで注目されたキム・ヨンデ、ヒロインのソラン役は『人間レッスン』で演技力を認められたパク・ジュヒョン、2人の側近である義禁府道士イ・シンウォン役はキム・ウソクが務める。

パク・サンウ監督は「『赤い袖先』を演出した先輩にもたくさん助けられた。この作品のリーダーとして、もちろん負担は感じる。僕たちの作品の差別化といえば、自由さだ。正統派時代劇より怪しからぬ想像力から始まった」と自信を示した。

左からキム・ヨンデ、パク・ジュヒョン、パク・ソンウ監督、キム・ウソク(写真提供=OSEN)

昨年の今頃、MBCでは時代劇『赤い袖先』が大ヒットした。そんなMBCが『赤い袖先』以来初めて放送する時代劇が『禁婚令』である。

しかし、『禁婚令』をめぐる環境は決して良いとは言えない。すでに金・土曜ドラマでは『財閥家の末息子』(JTBC)と、『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』がドラマ視聴層を二分しているためだ。同じく時代劇である『シュルプ』(tvN)が放送終了したものの、『禁婚令』が『シュルプ』の視聴層を取り込むには、作品の重さが異なる。

何よりも『禁婚令』は、“マルチバース”(多元宇宙)をベースに、違う惑星にあるもう1つの朝鮮という設定の上で物語が展開される。

左からキム・ヨンデ、パク・ジュヒョン、キム・ウソク(写真提供=OSEN)

パク・サンウ監督は「時代考証の問題から自由に、俳優たちがお芝居をする方法は何かを悩んだ。だからマルチバースという設定を取り入れたが、それにも関わらず、基本を守ろうとした。昼夜を問わず、アドバイザーの教授に相談した。助演出たちが視聴者さんの目に障らないほど、考証を極めたと自負する。挨拶の方法、ドアの開け方まで学んだ。それでも至らない点があればどうか大目に見ていただきたい」と強調した。

さらに、パク監督は『財閥家の末息子』『ファースト・レスポンダーズ』とは違った『禁婚令』の魅力について、次のように語る。

「たくさん笑えるドラマになっている。何かと似たような話ではあるが違う話で、ジャンルが違うので魅力も違う。撮影現場から楽しかった作品だったので、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけると思う」 

左からパク・ジュヒョン、キム・ヨンデ(写真提供=OSEN)

最後には「韓国ドラマ、韓国時代劇が海外で非常に人気だと聞いた。韓国の伝統文化を視覚・聴覚で伝えるべく努力した。伝統楽器を積極的に使った音楽も用意したので、聴覚的な快感も感じられると思う。韓国カルチャーのステキな部分をお見せできる作品になってほしい」と願いを込めた。

『禁婚令、朝鮮婚姻禁止令』は、韓国MBCで12月9日21時50分に放送開始。

(記事提供=OSEN)

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