俳優ユン・シユンが主演映画『誕生』(原題)で代表作を更新し、俳優としての存在感を再び放った。
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11月30日に韓国で公開された『誕生』は、近代の道を開いた、朝鮮時代初のカトリック司祭キム・デゴン(金大建)の偉大なる旅程を描いた映画。好奇心旺盛な冒険家であり、多才なグローバルリーダーだったキム・デゴンが、朝鮮初のカトリック司祭になるという運命を受け入れ、成長し、殉敎するまでの過程が再現された。
ユン・シユンが演じたキム・デゴンは、実際にフランスの神父たちが朝鮮を訪れるよう密入国路を開拓し、通訳官としてアヘン戦争にも参加しながら、朝鮮時代末期を生き抜いた人物だ。
実在の人物を演じられることだけで「大きな光栄だった」というユン・シユン。
彼は単純に実在の人物を再現することに留まらず、宗教と歴史を通り越えた、青年キム・デゴンの情熱を描いて話題を集めた。特に彼の表情演技は「信念」の意味を再び考えさせながら、感動と胸いっぱいの余韻を与えたとして好評を博している。
特に、11月16日にはローマ教皇庁で『誕生』の特別試写会が行われ、映画を鑑賞した教皇フランシスコがユン・シユンを大絶賛したことも話題を集めた。
これでユン・シユンは単なる歴史映画、一般的な神父役から一歩離れ、熱のこもった演技で8年ぶりのスクリーン復帰をより意味深いものとした。
今まで培ってきた演技力とで格別な存在感を発揮し、俳優としての真価を再証明したユン・シユンは、この冬、映画ファンを感動の渦に包んでいる。
(記事提供=OSEN)
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