テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『哲仁王后』で、キム・テウ扮する朝廷の最高権力者キム・ジャグンの養子で、キム・ソヨンの従兄であるキム・ビョンインを演じているナ・イヌ。
彼は、『哲仁王后』の後に『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』や『ジンクスの恋人』に出演しているが、『哲仁王后』の前には『輝くか、狂うか』、『黄金のポケット』、『サンガプ屋台』などに出演している。
『輝くか、狂うか』は、2015年に韓国で放送された時代劇で、高麗時代が舞台となっている。
主演を務めたチャン・ヒョクが高麗の初代王ワン・ゴン(キム・ギョンウプ扮)の息子で、高麗王朝の4代王・光宗(クァンジョン)を演じ、オ・ヨンソがヒロインである渤海(パレ)最後の王女シンユルを演じていた。
渤海とは、朝鮮半島北部から中国東北部、一説ではロシアの沿岸地方にまで国土を広げたという海東の盛国だ。しかし、歴史の資料が少ないために謎に包まれている部分も多い。
そんな時代を舞台にした『輝くか、狂うか』で、ナ・イヌはファンボ家の護衛武士セウォン役で出演していた。
次に紹介する『黄金のポケット』は、『Dr.JIN』や『奇皇后』などのドラマに出演していたキム・ジハンが主演を務めた作品で、ナ・イヌはチャ・グァンス扮するユン会長の二男のユン・ジサンを演じた。
共演者には、チョン・ウヨンやソ・ウリムがおり、最後までドラマを盛り上げていた。
最後に紹介するのは『サンガプ屋台』だ。
ネットフリックスで配信されているドラマで、人気のウェブ漫画が原作となっている。この世とあの世を舞台に、人の夢に入り込む能力を持つ屋台の女将とその屋台に関わる人たちを描くカウンセリングドラマだ。
そのドラマで、ナ・イヌは朝鮮時代の世子(セジャ)の友人のキム・ウォニョンと、現代で悪霊となったキム・ウォニョンを演じている。
俳優として自らの存在感を示してきたナ・イヌ。『哲仁王后』でキム・ビョンイン役で注目を集めている。
これからの『哲仁王后』の物語での活躍に期待したい。
文=大地 康
■【写真】『哲仁王后』のシン・ヘソン、男性の魂が入った王妃の役作りに注目!
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