韓国tvN新ドラマ『ブラインド』(原題)を手掛けた脚本家クォン・ギギョン(以下、)が、執筆のポイントや見どころを公開した。
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初回放送を9月16日に控えた『ブラインド』は、無念な被害者になった平凡な市民たちと、真実から目をつぶった加害者たちの物語を描く。
普段から法廷ドラマや捜査ドラマが好きだったというクォン・ギギョンは、「法廷スリラーを書いてみたくてアイディアを練ってるうちに、陪審員制度に関心を持つようになった」という。タイトルの「ブラインド」は「不愉快な真実に目を背ける人々という意味だ。真実を知っているけど、いろんな理由で目を逸らす韓国社会の暗い裏面を盛り込んだ」と話した。
執筆の意図については次のように語る。
「私は、韓国社会の暗い裏面がすごい権力を持つ“巨悪”だけで作られるとは思わない。どこでも権力を持つ者とそうでない者が存在し、これのうまく使えなかった時に被害者が発生する。そのため、韓国社会の多くの加害者は、大概に平凡な人々だと思っている」
特に、国民参加裁判制度(=陪審員制度)など、難しいテーマを扱うだけに、物語のメッセージを伝えることに集中したという。それと同時にジャンル的な吸引力も逃さないために悩んだことも明かし、メッセージ性が加わった「深みのあるジャンルドラマ」の誕生を期待させた。
その『ブラインド』のメッセージを描き出す、オク・テギョン(リュ・ソンジュン役)、ハ・ソクジン(リュ・ソンフン役)、チョン・ウンジ(チョ・ウンギ役)に対する感謝も示している。
主人公リュ・ソンジュン役のテギョンについては「フィジカルな部分や強さ、純粋さなど、感情表現において熱血刑事のソンジュン役にぴったりだと思った。いろいろと災難に見舞われるが、体を本当にうまく使ってくださって安心した」とコメント。
また、「ハ・ソクジンさんは初のジャンルドラマなので、新しい姿をお見せできることが良かった。リュ・ソンフンのキャラクターを描写する時に「一度も故障したことのない高級時計」という表現を使ったが、ぴったり合っている。チョン・ウンジさんは年齢に比べて大人っぽいチョ・ウンギ役を誰よりもうまく表現する女優。彼女の器に比べてキャラクターが小さいのではないかと思うほどだ」と、キャストに対する満足感を表した。
そして最後には、「ドラマに登場する人々の関係を解くことが、このドラマの要だ。オンエアではストーリーラインに沿って楽しく視聴し、随所に隠された伏線と犯人の推理のために、繰り返し視聴することをオススメする」と、ドラマの楽しみ方を伝えた。
ドラマファンの推理本能を刺激する『ブラインド』は、韓国tvNにて9月16日22時40分に放送開始予定。
(記事提供=OSEN)
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