韓国ドラマの主要ジャンルとなっている時代劇。過去に「傑作」と称された作品は数多いが、もし見逃していたら、本当に残念なことだ。
【写真】演じるキャラの魅力を倍増させるパク・ソジュンの秘密…『花郎〈ファラン〉』の場合
しかし、まだ十分に間に合う。Netflixなら、「傑作」にアプローチできる。そんな傑作を3本厳選してみた。どこがそんなに面白かったのか。そのポイントを解説しておこう。
古代の新羅(シルラ)を強国に導いた24代王・真興王(チヌンワン)の時代を描いている。花朗(ファラン)と呼ばれた青年育成組織が舞台になっていて、出演したイケメンのメンバーが凄い。パク・ソジュン、パク・ヒョンシク、SHINeeミンホ、BTSのVなど、今ならとうていキャスティングできないスターが一堂に会している。制作が2016年。当時なら、それが可能だったのだ。
EXOのD.O.(ディオ)としてK-POPで人気を集めるド・ギョンスが主役として世子(セジャ)のイ・ユルに扮している。本格的な王宮劇なのだが、イ・ユルが暗殺されそうになって記憶喪失となり、田舎の農民として姿を変えた前半がとにかく面白い。汗水流して働くことを知らないイ・ユルの「おとぼけ」ぶりが数多くの傑作シーンを作り出している。
後半になると、イ・ユルが王宮に戻ってきて悪徳高官と対決していく。本来は架空の物語だが、歴史の逸話がたくさん織り込まれていて、重厚な時代劇としても大いに楽しめる。
イ・ビョンホンが主演して2012年に韓国で1000万人以上の観客を集めた映画『王になった男』のドラマ版リメイクである。
主役はヨ・ジングで、彼が国王の光海君(クァンヘグン)と道化師の1人2役に扮していて、ヒロインの王妃をイ・セヨンが演じている。
とにかく、若きヨ・ジングの演技が伝説になるくらい素晴らしく、映画と同様にドラマでも『王になった男』は大傑作になった。悲しみを抱えた王妃に扮したイ・セヨンの哀愁ある表情も感動的だった。
以上の3本はNetflixで大いに楽しめる。見逃した方はこの機会にぜひ見てみよう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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