Netflixのラインナップを見ながら「次に何を見ようかな」と考えている人に、ぜひお勧めしたいのが『美男堂の事件手帳』だ。
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韓国KBSで6月27日から放送が始まり、Netflixで同時配信されているのだが、テンポのいい展開でとても面白い。しかも、コミカル&サスペンス&アクションの三拍子が揃っていて、ハラハラドキドキしながら物語をたっぷり堪能できる。
主演している男女はソ・イングクとオ・ヨンソ。
まず、ソ・イングクが演じる占い師のナム・ハンジュンは、いかにも怪しいタイプ。今は金持ちたちを顧客にして荒稼ぎしているが、かつては天才的なプロファイラーだった。志をすっかりなくしてしまったが、決して正義感まで捨てたわけではない。
そんなナム・ハンジュンからストーカーと間違われたのが、オ・ヨンソの演じるハン・ジェヒだ。
もちろん、彼女はストーカーではない。テウン警察署の強力7班に異動してきた刑事なのである。しかも、犯罪集団から「ハン鬼」と恐れられるスゴ腕だ。
そんな彼女は「ひき逃げ事件」を起こしたシン・ギョンホ(キム・ウォンシク)を検挙した。この男は大手企業の副会長で札付きのワル。過去にも、犯罪に手を染めながら金で釈放を勝ち取った過去が何度もあった。
正義感が強いハン・ジェヒはシン・ギョンホを厳しく拘束するが、助け船を出してきたのがシン・ギョンホを顧客にしているナム・ハンジュンだった。
彼は、警察の違法捜査を指摘してシン・ギョンホを釈放させてしまった。もちろん、ハン・ジェヒが黙っているわけがない。こうして、ナム・ハンジュンとハン・ジェヒの対決が避けられない局面になっていった……。
以上が第2話までのストーリーだ。
愉快なのが、ナム・ハンジュンの取り巻き連中と強力7班のグータラ刑事たち。大勢いても、まとまりがなくてひどいキャラが集まっているのだが、決して額面通りには受け取れない登場人物たちだ。きっと、思わぬ活躍を見せていくことだろう。そういう伏線を見抜くのも、『美男堂の事件手帳』のユニークな楽しみ方だ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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